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オタクの2023年まとめ!

2023年に始めた事とか、面白かったものとかをまとめたいな〜と思ったのですが、紹介したい事の大半が
読書、ゲーム、アニメ、映画…など私のオタクな部分についてだったので、こんな題名となりました。

  1. まほやく始める

  2. BLアニメにハマる

  3. 今年読んだ本

の三本立てでお送りしたいと思います。


1.まほやく始める
 今年の9月くらいに始めて、まだ本編も読み終わってないぐらいの初心者なんですけど、おもしれぇです、まほやく。ストーリーの湿度が高めで陰があるところが好き。始めて読んだイベストが、けっこう怖めでビビりました。人形劇の人形が動き出して…って話だったんですけど、人形たちに鋭利なハサミを投げつけられたりね…笑
あぁ、イベストね、と他のソシャゲと同じテンションで挑んだら怖い目にあった。
まぁ、まずはストーリーが面白いなというのと。
あとは世界観も私の好みに合ってて…
「魔法使いの約束」というタイトル通り、魔法使いが存在する世界なんですよ。人間もいるんですけど、キャラの男たちはみんな魔法使いです。魔法使いは人間よりずっと長生きで、何千年も生きている人もいます。で、主人公は異世界へと召喚された普通の人間です。様々な出来事を通じて心を結んでいく魔法使いと人間の主人公。魔法使いと人間…

ここで生まれる魔法使いと人間の物事の考え方、捉え方の違いが苦しくていいんですよ…

どれだけ心を結ぼうと、思い出を共有しようと、寿命の差やそれによる考え方の違いが大きな壁としてあるんですよね…
その障壁の中で、もがき!苦しみ!傷つく様が!最高に苦しくていいんですよぉ…(変態)
種族の違う者同士の恋愛とか友人関係の面白さって、寿命や考え方みたいに、努力じゃ変えられない互いの"違い"にあると思いませんか?
とてつもない障壁があるのが前提の関係って萌えませんか?
思想の圧が強くなってしまいましたが、私の気持ちが分かるという方…
ぜひまほやくをやってください。
最後になりましたが私の推しはフィガロとミスラです。


2.BLアニメにハマる
前々から見たいと思っていた映画「囀る鳥は羽ばたかない」から、一気にハマりまして。主人公(?)の矢代がエロくて格好良くて、お洒落で最高でした。声がつくことで、平面だったキャラに雰囲気だとか匂いだとかが感じられて…
いままで10で浴びていた世界を、いっきに80ぐらいで浴びるような、(伝われ…!)そんな衝撃がありましたね。
あと、囀るは雰囲気づくりがめちゃめちゃ上手かったです。音楽、キャラの声、アニメ全体の色味、間のとり方、全てが囀るの大人でダークな世界観に完璧に合っていて、世界観に浸るとはこういうことかと…
囀るの宣伝みたいになっちゃいましたが、ホント最高なので皆さんぜひ見てみてください。
で、囀るに見事どハマりした私はとうとうギヴンにも手を出します。
アニメ→映画と見たのですが、うーん、よかったなぁ。バンド×BLなんですけど、"バンド"の部分にめちゃめちゃ力が入ってる!
曲ちゃらら〜♪で終わりじゃないんですよ、アニメの中で流れる曲がちゃんと1曲として完成されているので、本物のライブを見てるみたいなリアルさがあります。

しかも曲がどれも最高なんだな

センチミリメンタルというバンドグループさんが、OPの曲を担当されている他、作中に流れる主人公たちの曲の作詞作曲もしています。
作中の曲は実際にバンドとして活動されている方たちが手掛けているんですね。
すごいのが、センチミリメンタルさんの曲じゃなくて、ちゃんと"主人公たちの曲"として手掛けてくれているので、歌わされている感がまったくない!
主人公たちは実際に現実世界のどこかにいて、バンド活動をしているんじゃないの?と思ってしまうぐらい、曲と作品の親和性が高いんですよ。
BLアニメとしてだけじゃなくて、バンドもののアニメとしても面白いので、方々に勧めたい作品です。
 

3.今年読んだ本
今年1冊目は楠谷佑さんの「ルームメイトと謎解きを」でした。表紙からしてライトなミステリーかなと思ってたんです。高校生の2人が学校の謎を華麗に解決しゃうぞ★みたいな…

全然違った

普通に殺人事件起こってるし。生徒会長が無残に殺されてるし。で、その殺人事件を主人公とルームメイトが解決していくっていう話なんですけど、初手殺人事件は高校生に荷が重過ぎません?
文体は柔らかくて、それこそラノベに近い感じなのに、内容は本格的なミステリーでギャップがすごい。密室殺人ものは何気に初めて読んだのですが、容疑者が絞られる分、こいつか…?いや、お前か!みたいに常に疑心暗鬼でドキドキしました。
ちなみに私の予想は全部外れてました(ポンコツ探偵)。
ミステリーとしてしっかりしているので、あらすじ読んでから内容に入るでも楽しめるとは思うんですけど、表紙・文体と内容のギャップが激しい作品なので、前知識なしに読んで生徒会長が死んだところで悲鳴を上げてほしくもあります笑
いい意味で予想を裏切ってくれた小説でした。
はい、では2冊目に読んだ本はというと、J・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」です。
有名なやつ。名前くらいは聞いたことあるんじゃないかな。この本を読むきっかけになったのは、BANANAFISHという鬱アニメなんです。(病むけど超オモロイんで、みんなも見てね!そして一緒に苦しもう!)
BANANAFISHの最終話のサブタイトルが"ライ麦畑でつかまえて"で、最終話のサブタイトルになるくらいだから内容となにか関連性でもあるのかな?と気になったのが一つ。あと

題名が素敵過ぎません?

題名に心つかまれちゃったんです。ライ麦はアメリカの小説で、私が素敵だと思ったのは日本語翻訳版なわけですけど、こんなに言葉選びが最高な翻訳ないと思う。原題はThe Catcher in the Ryeで、直訳で"ライ麦畑の捕手"ですね。ただの名詞みたいな原題が、日本語版では"〜つかまえて"と懇願にもとれるような題名になっていて…
これを名訳と捉えるのか、改変と捉えるのかは人それぞれでしょうけど、私がこの日本語版の題名に心をつかまれて、この小説を手にとったのは事実です。
どうしてもしたかった題名の話はここで終わり。
内容ですね、説明が難しい小説だなと思います。
簡単にいうと学校(寮がある学校ね)を逃げ出した少年が、家に帰れる長期休暇の日まで時間つぶしに旅をする話です。
あらすじはこんな感じ。あぁ、旅小説なのねって思うかもなんですけど、この小説の主題は少年が旅でいろんなことを感じて、成長していく…では全くないんですよ。旅はおまけ、付属的なものでしかありません。まず主人公の少年の"物思い"が主題として絶対的にあって、旅の途中での物思いではあるけど、その物思いに旅はあんまり影響してません。旅は環境的なものなんです。
少年の物思いが主題。じゃあ、少年の…思春期の子の物思いってなんでしょうね?
それは、皆さんが思春期考えてた感じてたことそのものなんです。
もちろん、主人公の少年にはちゃんとキャラ(人格)がありますし、少年が考えてること全部皆さんの思春期と一緒ってことはないです。この小説が書かれたのも結構前ですし、時代背景も国も違いますしね。
でも思春期特有の、物の考え方や思考回路、気持ちの動き方って国が違っても多少時代が違ってもあんまり変わらないんですよね。思春期っていう大きいくくりでいうと、通じる部分ってどの人もあると思います。
何にでも反抗的な気持ちになったり、気持ちがころころ変わったり、ありませんでしたか?
主人公も全く同じです。作中意味の分からないことキレちらかしたり、Aだ!って言ったかと思ったら、次のページでやっぱこれはCだよなとか情緒不安定レベルで言ってます。
思春期を体現してくれちゃってます。
だから、主人公の思想とか考えに全く共感できなくても、主人公の思考回路、身の振る舞い、気持ちの動き方には、自分の思春期を感じてすっごい共感できるんですよね。

つまり読んでてすっごい恥ずかしい

思春期って思い出せば出すほどハズいもんですからね。人生で一番イタい時期を思い出しながら悶えながら読むことになります。拷問か?
でもだからこそ、ジーンと心にくるものがあるんですよね。懐かしい気持ちを思い出させてくれる。
そういう意味で心の深いとこまでくる小説ですね。
主人公のキテレツな思考と行動についていけないこともしばしばですが、不思議と読了後は心にしみるものがありますよ。是非読んでみてください。
思春期思い出させ小説です。
3冊目は古市憲寿さんの「アスク・ミー・ホワイ」という本でした。

これがね…もう最高過ぎて…

私は好きなもの程語彙力がなくなる人間なんで、本当にいいなと思ったものほど皆さんに魅力を伝えられなくてほんと残念至極でござるつって…
うん…
あらすじはこんな感じ↓

初めて港くんと会ったのは、大寒波が到来した冬の日だった。
港颯真・元俳優。写真週刊誌のスキャンダル報道によって、彼は、
少し前に芸能界から姿を消した。
ヨーロッパの街を転々としていたようが、
ここアムステルダムに住み始めたという噂は本当だったのだ。

「アスク・ミー・ホワイ」本の概要より


コピペでごめん。
とりあえずあらすじだけ見てもらって…
このまま皆さんには進んでもらいたいとこだけど、一応注意事項。この小説には男性同士の恋愛が出てくるから、それが全てってわけじゃないんだけども、BLの部分が全てで主題ってわけじゃないんだけど、そこがどうしても無理って方は注意してね。
私は腐ってる人間なんで、BL小説としても120%美味しく頂きましたけど、BL興味ないよーって方にも、BL関係なく読んでほしい。男同士がイチャイチャしてるだけじゃないから、そこで止まられたらすっごい悲しい…私が…
もう何言ってもだめなのよ、とにかく地雷がなさそうなら読んでほしい。とにかくまず読んでください。読んだら私と話そう。話はそこからだ!(怖)
私がなにか色々伝えることで、読まないという選択肢を持ってほしくないし、ネタバレなしだときっと10%も伝えられないから、紹介はこれでおしまい。
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絶対読んでくれよな!!!!!!それだけ!!

        


はい、オタクの2023年やっとまとめ終わりました。2023年12月から書き始めたと思うんですが、今2024年2月も後半ですね。なにやってたんだ。
このNoteの中で使われてる"今年"は2023年のことですので、よろしくおねがいします。
最後に
こんな様子のおかしい文章をここまで読んでくださった方、ありがとうございます🙇


















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