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母の日と声の話

昨年、両親と長野に旅行をして、善光寺に寄った際に撮った父母の写真をジグゾーパズルにして、先日の母の日として贈ることにした。

今ひとつか喜んでくれたかは分からないけど、感謝の電話をもらった。
「こちらこそいつもありがとう」は照れくさくて言えなかったけど、届いて良かったよと返事をした。
 
母の日ということで、プロ野球の勝利ヒーローインタビューで、お母さんありがとうと選手が伝えている。

その言葉には、該当の母親だけでなく、沢山の人に愛の感謝の余波が生まれてる気がした。
 
 
夕方、買い物に出掛けると空は曇天模様だった。

低気圧で湿度が高くなり、ツバメが低空飛行で狭い道を縫いエサを探し求めていた。
当たりそうでドキドキしたけど、平然オーラを出しながら歩く。

それにしてもツバメは何て健気なんだろうと思ってしまう。

きっと今日もどこかで雛が鳴いているのだろう。
 

買い物から帰ると幼馴染の友達から5年ぶりくらいにLINEをもらって、こっち帰ってきたらご飯行こうと誘いがあった。
二人きりのご飯だともうかれこれ20年位ない。

帰る予定分かったら連絡するね、と先延ばしするような答え方をした。

その友達と比べ、結婚も子供も車も持家も何もないことに引け目に感じて自分から遠ざけてしまってる。。
 

人が人を忘れる順番として声から思い出せなくなるみたい。

 
故郷の友達は、僕の声を覚えているだろうか

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