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これはよくある話(一般的な幸せの形を手離すという選択

こんばんは
3月も2回目の金曜日
今日は国際女性デーなんだとか

そして大好きなお花ミモザの日
ミモザの黄色を見ると元気がでます
何年か前にミモザのリースづくりのワークショップに参加したことがあって
不器用ながら先生に助けてもらいながら
なんとかかんとかリースが完成したことを思い出します


昨年離婚を選択して
結婚生活を送っていた家から
3月やっとやっと引っ越しました

一人暮らし再スタートです

引っ越さなきゃって思ってからずっと聞いていたPEOPLE 1の113号室を一緒に聞きながら読んでいただけるとうれしいです

33歳で出会った人と
35歳で結婚して
2年9か月続いた結婚生活は
わたしにとって
きっと相手にとってはもっと難しいものでした


これからどんな生活を作っていこうかって
わくわくしたスタートだったのだけど


入籍のタイミングで
旦那の会社内の部署移動があり
それがものすごく忙しくて
週末もいないことがほとんど
生活を共にしてから2人で出かけたこと何回あるかな
手の指だけで足りそう


令和のこの時代に?
ワークライフバランスって言いだしてるこのご時世に?って
わたしが世間知らずなのかってショックが大きかった
それでもあんなに忙しい会社はなかなか珍しいんじゃないかな

私の知っているひとのなかで
旦那がいちばん働いていた

真面目で怖がりな彼は
会社の求めるものに答えることで
新しい仕事に向き合うことで
自分のアイデンティティを探しているようにわたしの目には映った

平日は仕事でお互いへとへと
週末は一人で過ごす
何も進んでいかない家族の時間
応援したい気持ちと
置いてけぼりの気持ち
30代後半の女としての焦り


気持ちを抑える努力と伝える努力を
忙しい相手の様子を見ながら自分なりにやってみる
余裕のない旦那はいつもイライラしていた
体も気持ちも心配なことは伝え続けていた


2年たったくらいから
もうなにをどうしたらいいのかわかんなくなってしまった


自分の心がどんどん死んでいく
こんなはずじゃなかったのに
未来の話をしたいのにって

日曜日休めるからどっかいこうって言われても
今さらなんだよなってなんにも喜べなくなっていった

去年の夏
妊活についてのケンカをきっかけに
これからは結婚という形に縛られることなく
自分の時間を自分で大切にできるようにしようと結婚生活を手離す決意をしました

決断することも苦しかったし
続けることも苦しかった


旦那は一緒にいるのがつらいからと出て行った

そうか、つらいのか
家族の時間は進んでいかなくても
どんな未来を一緒に作っていきたいのかわたしにはさっぱりわからなくても
わたしを思う気持ちはあったのか
お互いつらかったんだね


すぐ引っ越しをする気力はわかなかった


去年の12月はぐるぐるめまいで立てなくなったり自分で思っている以上に体にも影響が出た


傷だらけの結婚生活だったけど
引っ越すときはやっぱり寂しくて
わたしが手にすることができなかった幸せについて考えたり
誰かの幸せな報告を聞くのがまだ少しつらかったりもする
でも後悔はまったくしてなくてお互いのためによかったと思う


離婚なんてよくある話
どうしてその選択に至ったかはそれぞれ違うけど
怒りや寂しさや切なさや伝わらないもどかしさやーーー“離婚”って言葉の裏には人間のいろんな気持ちがあって
お互いにとっていい形を選んだという努力の結果である
人生の方向転換になるかもしれない勇気のある選択肢でもある
ここまで頑張ったんだねって言ってもらえたら大泣きしてしまいそう


年が明けて引っ越しもして
今では気持ちもスッキリ
新生活を楽しむ気持ちでいっぱいです

一般的な幸せの形にとらわれず
今はすごく自分らしく生きていけるって思えている
目の前にダンボールはまだまだ積み重なっているけれど・・・
大好きなミモザが似合う部屋にしていこう


ここにまたひとり、強い女性が爆誕です

ただちょっとまだ聞いていたいんです
113号室を

2人で過ごした時間を
1人で帰りを待っていた時間を
がんばった2年9か月という歳月を
わたしの人生を彩ってくれた1つの時間として
しっかり色をつけていくために

そして元夫とは今度普通にラーメンを食べにいく
形が変わったからこそ
お互いいい理解者になる

理解者がまた一人増えるってとってもうれしいこと


さて、もうすぐ3月11日

また去年と違う気持ちでむかえる
13年前の大きな喪失と向き合う日


週末は海に行こう
しっかり悲しもう
おいしいコーヒーをおともにして




















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