見出し画像

土地先行について

一所懸命


昔、武士が賜った一か所の土地を、一生かけて命がけで守る気概を持ち、その土地の名前を自ら名乗ったりしていたことから「一所懸命」という言葉が生まれたらしい。
僕は最近、土地先行の投資案件を提案しているとこういう言葉が浮かんでくる。
なぜかというと、土地の仕入れは一か所のものであり、手に入れる過程でいろんなドラマがあったり、ライバルとの競争があったりするからだ。
そこで共通するのは、昔の武士の魂「一所懸命」だというのは大げさだろうか。

買い付け

その購入の過程は「買い付け」を入れるところから始まるが、まず自分の意思をはっきりとさせなければいけない。
そして、僕の取り扱っている案件は土地は自己資金で購入するのが前提で他人の資金でやらないのも覚悟がいる。
そこには融資特約付きというあいまいな姿勢はなく、まさに「武士の魂」といえるだろう。
融資特約付きで、じっくりやろうとしてもいい土地はすぐにライバルにさらわれてしまうということが関の山だ。

しかし、腹が決まって買い付けを勢いよく出していった人は、結果吉と出ている人が多い。
強気で交渉がはじまり、間に入っている人間を動かし、売り主を動かし希望した価格に近付く結果となっている。

やはりそう即断即決というのが運を呼び込むのだろう。

結局

世の中考えてみれば
ヤクザはシマというなわばりを奪い合い
戦国武将は領土を争いあった。
我々、不動産投資家も土地先行で新築をやっていくときは「命懸け」で土地を取りに行く精神で行くのが大事なのだと思う。

命懸けならばそのための準備を怠ってはだめだ。
一瞬で見て判断できるよう予算感や、土地の目利きを養っておくことだ。
関係者との信頼関係も大事だ。案件は人を介してやってくるからだ。
その人を信頼できるかということも大きい。

結局、土地は一か所であり、出会いの縁だとも言える
出会いは一瞬、チャンスは一瞬だ。
建物は同じように作ることはできるが土地は一か所だから出会いなのだ。
結局、土地は死ぬ気で奪うもの、奪ったら死ぬ気で守るものということなのだろう。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?