私と本の関係。特に子育て本。
本が好きだ。
保育園では、毎月絵本が配られた。
幼稚園では、外で遊んでることの方が多かった。
小学生のときは図書館のシャーロック・ホームズシリーズを借りまくった。
中学生になってからは、少女小説(ライトノベル)にエッセイ。氷室冴子が大好きだった。
高校生のときは友達とカラオケばかり行ってた。
大学では、講義に関する本。ベストセラーと呼ばれる本は、世間のほとぼりがさめた頃に読む。少しひねくれた人間だった。
社会人になって、ファッション誌やビジネス誌(女性向け)を買うようになって、その中で紹介されている本を読んだりするようになった。
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妊娠してからは子育て本。それこそ、妊娠中は『たまごくらぶ』出産してからは『ひよこくらぶ』(両方あわせて『たまひよ』)というふうに。この2種類、ある時期までは辞書のように、何かあるたびにページをめくっていた。(これについては次回)
『たまひよ』期を卒業すると、杉山由美子の
『赤ちゃんができたら こんな本が読みたい』
(草思社)を何度も読んだ。
この本は、単なる子育て本に収まらず、健康や家事、住まい、幼児虐待やスティーヴン・キングまで、幅広く本を紹介している。
その中には、私も妊娠・育児バイブルとしている内田春菊『私たちは繁殖している』や伊藤比呂美の『良いおっぱい 悪いおっぱい』もあった。
この2人の本を読んだ後、私が言葉でうまく表現できないで、感覚だけが(わかる〜)と悶えていたことを、杉山由美子は本著で見事に言い当てた。
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作中でよく読み返したのは、
◉子育て中の心さみしき母が読む本
という箇所だ。見出しだけで、当時の私が、さみしさに打ちひしがれていたのがわかる。
しかし、当時のつらかったことなど、全く覚えていないものだ。
きっと、それよりも楽しいことの方が多くなったからだろう。
その次によく読み返したのは、
◉ついつい教育書も読みふけって
だろうか。
その中で「早期教育にもの申す」というのがあったが、私はそれを読んだ上で我が子に早期教育を受けさせた。
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『たまひよ』もそうだが、育児書は書かれている全てを信じても疲れるだけである。読んだときに違和感を感じたら、(なるほど、こんな考えもあるか)と思えるようになればいいと思う。
そう思えるまで、ちょっと時間はかかるけど。
『赤ちゃんができたら こんな本が読みたい』発行が1995年なので、紹介される本はそれ以前のものだ。しかし、当時の女性を取り巻く状況を垣間見れる良著である。
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