民主政治の土台
砂状の楼閣って言葉はご存知かな?
要は見掛け倒しってことよ。パッと見は立派に見える。でも、基礎ができてない。
これは民主主義にも言えるんじゃねえかね?
民主主義の大前提
民主主義ってのはつまるところ、理論なわけで。カチッと理屈が集まって、自分を補強することで成り立っとるわけで。
理論は、理論を形作る要素に分けることができる。
・人権(自然法)
・社会契約
・三権分立
・一般意志
そこに加えて、フランス革命の理念も合わせて考えた方がいい。「自由、平等、博愛」これだな。
この五つを使ってだ。
民主主義を否定し尽くしてみようか!
人権(自然法)
人権ってのは、生まれつき誰もが持つ権利やね。
近代〜現代に至るまで、これが当たり前のように使われる。でも、逆にいえばそれ以前に人権なんてもんはない。
結局、これは抽象概念、机上の空論でしかない。どっかの誰かさんが理屈をこねくり回したから生まれたものであって、それ以上でもなんでもないわ。
一種の宗教やね。
社会契約
これは学者によって、大きく定義が変わる。でも、基本的なベース部分みたいなところは変わっとらんよ。
『市民同士が契約を結ぶことで、社会や国家が誕生する』ってこと。
んなわけねぇやろ。
対等な立場同士でしか、契約なんぞできんよ。
で、フランス革命は身分の差が激しかったからなされたんやろ?
人口の90%が下の階級を占める社会で、どうやって全員がお互いに契約するの?
歴史を勉強してから考えようね、とこれを提唱し出した奴らにいいたい。
三権分立
「なんだっけな〜?」って思う人は、下のリンクから飛んでくれたらいいんじゃないかな。
簡単に説明すると、権力は腐敗するから三つに分けてお互いを牽制しよう!ってこと。
国会)内閣に対する「内閣不信任決議」
国会)裁判所の違憲立法審査権
内閣)による裁判官の任命権及び国会による罷免権
この三つがあるから、三権分立は現実で今も行われてるんだよー。と、君は習ったはず。
内閣(総理大臣)>行政(国会)、司法(裁判所)
少なからず、日本での実態は違う。
実際は内閣の方が強い。
日本国憲法において、天皇はお飾りやったね。でも、だから全く何もしてないってことはない。
天皇は、認証官(高等裁判所長官や国務大臣)、任命官(最高裁判所長官など)を任命する。
んで、それは内閣の助言と承認の下で行われるんだそーな。
なるほど、内閣に対するこびへつらいの原因の一つはココらしい。
ちなみに明治時代から、この裁判官の任用制度は変わっとらんのだとさ。
重要な法律はすべて閣法(内閣提出法案)だったり、国政調査権が都合のいい解釈で捻じ曲げられてたり、浦和充子事件以降、国会は国政調査権の発動を自粛してしまったり。
実態はいつだって、理想とは程遠いのです。誠に残念なり。
↓から引用させてもらったよ。
一般意志
『共同の利益のため利己心を捨てて一体となった人民の意志。』
これが一般意志なんだそーだ。
んー、10人とかそれくらいの数ならまぁ分からんこともないが、何万人、何億人といる集団で、こんなもん実現できるか?
大半の人間は利他心じゃなく、利己心で動くのに?
ちょっと夢見すぎじゃない?
自由、平等、博愛
まず、博愛ってなに?って思わんかい。
調べてみたんやけどさ、「博愛 (fraternité )」の語源は「兄弟(frère)」らしいんよ。
人類みな兄弟!ってこと。ようは全員を等しく愛せってことみたいやね。
自分も含めた大半の俗物は、んなことはできんよ。
全員を愛するってのは言葉としては美しい。ただ、出来もしないことをのたまわうことはオススメしない。
夢は寝てみるものやぜ?
さらに、自由と平等は矛盾する。
自由とはつまり、競争であり。
平等とはつまり、不自由のこと。
この二つだけを並べると明らかにおかしくなるから、つなぎとして博愛を入れたんじゃないかと思うんだが。
どれもこれも魅力的な言葉の響きはしてるけど、ちょっくら現実離れを起こしすぎる。
寝言を本気にせんとってくれないかな。
最後に
自分は別に専門家じゃない。
だから、穴はあるかもしれん。それでも自分みたいな素人でも、今を作る理論の根幹部分に存外突っ込めるらしい。
それくらい民主主義がお粗末なのか、それとも、間違いを見つけたと思い込んでる自分が狂ってるのか。
それは神のみが知る。
自分のnote、見てくれてありがとう! もし、「この記事いいなー」って思ったら、スキとかシェアとかしてくれたら泣いて喜ぶよ。いや、まじで。 サポートに入れてくれたお金は、本買うか自己投資に回させてもらうよ。 未熟者やけど、どうぞよろしく!