「日輪」あとがきのようなもの
「日輪」を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
まず最初にお伝えしたいことがあります。まえがきにも書いた通り、この作品はフィクションです。乳癌の治療は個人により異なります。その点をご了承いただけますと幸いです。
また、医療現場の描写についてですが。
私は一昨年まで約10年間、総合病院の外来でパートをしていまして、色んな診療科を担当しました。(散々こき使われました…)なかでも乳腺外科外来と放射線治療科に入ることが多かったのです。
その時の経験をもとに、出来る限り(自分が見てきた)現実と乖離しないように気をつけて書きました。
しかし、どうしても物語進行の都合上、無理な展開が多少は含まれています。ですので、実際の現場とは異なる場合があります。その点もご了承いただければと思います。あと、参考文献はありません。
さてさて、何はともあれ、完成出来て良かったです。「月に背いて」をnoteに投稿し終わった時には佐田先生の下の名前すら考えてなかったのに、よくここまで書けたなあと自分でも驚いています…。創作大賞というお祭りがなければ、絶対に書き上げることが出来なかったと思います。
noteに投稿するにあたって主人公を別人物に直したのですが、佐田先生でもいけたかな…?と思う反面、これで良かったのだろうと思っています。佐田先生の物語だとすると、「月に背いて」が凄まじい殺傷力を放つようになり、書いた本人も辛すぎて読めなくなりますから…。全く別の世界観の出来事としておきます。
ちなみに、今回創作大賞に二つ応募するので、なるべく対照的に書こうと思いました。なんとなく、陰陽をなしている気がしたので、それを意識しました。
陰(月、女性、夜、秋冬、闇)
陽(太陽、男性、昼、春夏、光)
具体的にはこんなイメージです。決して明るい物語とは言えませんが、少しでも「希望」の存在を感じていただければ幸いです。
このたびは日輪を読んでいただきありがとうございました!!次回からまた読書感想文や、日々のなんでもない出来事を投稿していきたいと思います。
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