ここから…

2024年9月10日  
今年の夏は異常な暑さで、それでも九月が近くなって、どことなく秋の気配も感じられた。 
それまで突っ走っていた私が休む事を余儀なくされたのは、今になって考えると必要な時間だったのかも知れない…
倦怠感から微熱、から咳、頭痛…
完全に風邪をひいた、二、三日寝ていれば、どうにかなるだろう、その考えは甘かった 
私も還暦を過ぎた身体、若い頃のような自己治癒力は既に無くなっているのだ。 
病院へ行こうと思っても、身体の怠さが阻む 
昼夜の咳で睡眠不足にもなる 
余裕のある時には考え方もポジティブだ 
こんな事でも無いと休まない自分に、神様からのギフトかも⁈などと考えられたのだが 
長くなると、不安な事だけが頭に浮かぶ 
たまに水分を求めて布団から起き上がると 
腰も痛い…
身体の不調はメンタルにも現れた 
ソファに座り込み、一点を見つめてぼーっとしている時間も長くなった。 
TVを観る気力が無いのだ、 
ここまで来ると今まで自分が出来ていた事が全て出来ないと、ただ焦っていた。 
一週間と数日、この期間は自分を振り返る貴重な時間となった…だけど今、少し回復した今は 
既に自分のエゴが出始めている…
それは、きっと良い事なのだろうと自分を慰める 
変える事の出来ない自分の性分 
弱っている時には反省もしたのだが 
やはり私はこの厄介な自分を引きずりながら 
生きていくのだろうと感じている。 
人から、わがままだと非難される事も多いのだが 
そのわがままも言えないのなら、生きている実感も無い。 
もう少しだけ、このままで生きよう 
責めて生きよう 
それが出来るのは幸せな事なのだから…。

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