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呼ばれた?⑴

さっき日テレの「世界の果てまでイッテQ!」を見ていたら、出川哲郎が率いる”出川ガールズ”と一緒にベトナムへ行って、還暦のお祝いをされていた。

さすがはデヴィ夫人。
還暦を迎えた出川氏に言うことが、一番重みがあって良かった。
プライドが高いだけでなく、ちゃんと自分も出川氏から教わったことをわかっていて感謝していた。

それにしても、あれだけたくさんの涙と感謝の言葉を貰った出川氏が、一度も泣けないのにはビックリだし、堀田あかねちゃんの冷血キャラは可愛そうだ。🤭(と言いながら、笑ってる。)

それらを見ていて、何か遠い記憶がスーッと蘇って、(あぁ、そう言えば昔、間違ってベトナムに行ったことがあったなぁ)と思い出した。

そう、本人の意思とは関係なく、間違ってベトナムに行ったことがあるのだ。😂


私の2番目の就職先で、人生で一番長く務めた、某世界的に有名なSという会社に15年程お世話になったのだが、色々あって離脱、個人宅への輸入建材を扱う会社にハローワークを通じて転職した。

面接した際に許可を取って、新しい会社に入る前に3泊5日で旅行に行かせてもらったのだ。

その時に、「カンボジアにアンコールワット、見に行ってきます。」そう言って出かけたのに、持ってきたお土産はベトナム土産だった。🤣

なんでこんなことが起こったかって?
理由は2つあって、1つは旅行会社の間違い。
もう1つは私の確認ミス。というか、確認しなかった。😅


15年も続いた、その前職のお仕事はとてもハードだったけれど、個人を優遇してくれて、私も働き甲斐はあった。
認めてくれている分、職位もお給料もどんどん上がって行ったから。

ただ、その分疲労が強くて、辞めようと決心する数カ月前に、まだ3,4歳だった姪っ子と日曜日に手を繋いで散歩をしていた時、急に右45度くらいの空間に、黒と白と銀色で出来たモザイクの、異次元への空間がぽっかり出現して、それでもう仕事は出来ないと辞める決心をした。

そのギラギラ光る輪で囲まれた空間は、私が右を見れば右に移動し、左を見れば左に移動し、いわゆる”飛蚊症・光視症”の一種らしかった。

だいたい4,5日してそれは消えたけれど、出現した時の驚きったら。
思わず右手で、その穴に手を突っ込んでみようとしたもの。
出来なかったけど。😅


そんなことがあって、(どこか一人でぼーっとしたいなぁ)との思いが強くなり、その頃から今も茶飲み友達であるT君が、アンコールワットのハガキをくれたのを思い出して、(そうだ、あそこによじ登って夕日を心行くまで見よう!)と決心したのだった。

それで、会社を辞める手はずと、次の仕事を見つける準備と、旅行の申し込みをした。

旅行会社に電話で「アンコールワットに行きたいんですけど」と電話をかけた。
そうして相談して出来た旅程だったから、全く疑っていなかった。
その行き先がベトナムになっていたなんて。

その当時は旅行会社から旅程の用紙が2枚来て、ひとつは家族用、もうひとつは自分用で、それを確認したけど、それでも全く気付かなかった。

往復の航空券とホテルはリバーサイド。
ホントに、リバーサイドホテル。(笑)
これでわかる人は昭和の人でしょう?😂
そしてこれが、そもそもの間違いの元だった。


当日成田から飛行機に乗って、シェムリアップについた。
そして、リバーサイドホテルについて、1人で大きな部屋の大きなベッドに優雅に寝て、次の朝、ホテルの前で今か今かとアンコールワットへ行くバスを待っていた。

しかし、いつまでたっても来ず…。
その旅行会社へ電話をしたのだが、私がその集合場所にいないというのだ。

私:???いいえ、私はロビーにいます。
旅:どこのホテルのロビーですか?
私:リバーサイドホテルですけど。

それから、旅行会社の駐在さん?と会って話をしたところ、私はカンボジアではなくてベトナムにいるとのこと。
全然理解出来なかったけれど、そういうことだった。
カンボジアにも、ベトナムにも、「リバーサイドホテル」があり、どうやらそれを間違えて取ったため、全てが変わったらしい。

そこで、一体どういうこと?(# ゚Д゚)とでも、怒れば良かったのかもしれないけれど、アンコールワットを見るにはどうしたらいいのか聞いたところ、移動に一日かかるから、中三日それにかけても一日しか見られないから、今回はベトナムをしっかり旅するのが良い、と説得されて、結局そうした。

アオザイというベトナムの民族衣装を無料で貸して頂いて、それでメコン川クルーズに行って、美味しい中華料理を食べた。一人で。😂


なんだかなーな、旅だったけれど、その時私がずーっと1人でロビーにいたので、心配した露店の店員さんが(KIMさんって女の子)、その日の午後、バイクの後ろに乗っけて、市場を案内してくれて、ジュースもご馳走してくれた。

小物は色遣いがカラフルで可愛くて安かったし、白コショウの粒とかも量り売りで買ったりした。
めちゃくちゃ混んでる中をバイクでビュンビュン飛ばすのには慣れなくて、後部座席で、ずっとキャーキャー言っていたっけ。
懐かしいなぁ。🤭

私の海外旅行には、必ずと言って良い程、その国の”エンジェル”が現れる。
その時のそのKIMさんは、日本語を勉強していると言って、話しかけて来てくれたのだ。
日本に戻っても、暫くメールでやり取りしていたけど、元気かな。。


そんな不思議ないきさつで、私は行きたかったカンボジアには行けず、行こうとは全くもって思ってもいなかったベトナムへ行ってきたのだった。

一体どんな運・縁でそんなことになったのかは、わからないけれど。


足腰鍛えて、いつかアンコールワットで夕日や朝日を眺めてみたいものだ。











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