キジも鳴かずば
むかーし、読んだ絵本「日本マンガ昔話」で、「キジも鳴かずば」という話があった。と思う。
女の子が病気になった時に、食べたいといった小豆ご飯?を食べさせたいがために、貧乏なお父さんは買えるお金もないので、庄屋さんだったかな。の家に盗みに入って、それを食べさせてその女の子は元気になった。
しかしある日、女の子はそのことをてまり歌で歌って遊んでおり、その歌から、お父さんが盗んで食べさせたことがばれてしまう。
その後、罰として氾濫する川を鎮めるための人柱にされて埋められてしまうお父さん。
それ以降、口をきかなくなってしまった女の子だが、ある時猟師が、キジがキーっと鳴いたので撃ったところ、その撃たれたキジを抱いた、大きくなった女の子が「キジも鳴かずば撃たれまいに…」とつぶやくのだった。
と、こんな悲しいお話なのだが、子供心にも、とても可哀想な話だと思って、忘れられないでいる。
余計なことを言わなければ、こんな災いはなかったのに、という、”口は災いの元”的教訓が込められたお話だ。
私が良くこのことを思い出すのが、会社でのお掃除の時間だ。
今どき…、社員が当番制で毎朝社内と社外をお掃除するのだけれど、1週間に1度回ってくる。
外掃除の時に、張り巡らされたフェンスに出来ているクモの巣を、毎朝ほうきで壊してキレイにしなければならない。
お客様が来た時にクモの巣がある会社に、仕事を頼みたいと思うか?と前に、クモが大っ嫌いな部長(女性)に言われたことがある。
確かに、もし自分がお客側として伺った会社の塀にクモの巣が張っていたら、手入れの行き届いていない、もしかしたら管理もずさんなところかもしれないという印象は受けるかも…、と想像はした。
でも。
その部長が偏執的にクモ嫌いなので、その気持ちも思いっきり上乗せして、「だからキレイに掃除して下さい!」という意思も汲んだ。笑
そう。
だから、なんで毎日壊されてしまうのに、ここに巣を作るかな~、と毎回思いながら、「キジも鳴かずば、巣も張らずば。だよ。」と考えてしまう。
うちの会社の隣は空き地?なのか、市の土地なのか、鬱蒼としたジャングルのように、草木がわんさか生えているようなところなので、そこに巣を貼れば、誰も壊さないのに…と、残念に思う。
それにしても、不思議なのは、そこに巣を作るクモ自体を見たことはないのだけれど、巣が、一般的に私達が知っている、8角形みたいに線がキレイに並んだタイプではなくて、四角がコロコロ繋がって出来たような、不思議な形の巣なのだ。
有難いことに、フリー素材でクモの巣があったので、ここに貼って説明するけれど、大体「クモの巣」と言ったら、こんな形を想像するよね?
どんな形かと言うと…。
お見せしようと、ネットで画像を探していたら、気持ち悪くなってしまった。😂
これ以上のリサーチは無理。
今度、会社で本物の写真を撮ったらご紹介したい。
そっちは見慣れているせいか?家主がいないせいか?見やすく、ややかわいい。
毎回見るたびに、なんでここに作るの?隣のジャングルに作れば壊されないで済むのに…と思ってしまう。
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