真のリーダーになるにはどうすればいいのか「失敗学のすすめ」
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Hey! What's up people~!? 鎌田です。それでは編集者目線で気になった本をご紹介させていただきたいと思います。
今回はこちら、畑村氏監修による、「まんがでわかる 失敗学のすすめ」です。わかりやすいケーススタディで紹介されておりまして仕事や人間関係がみるみる改善できる明日から使える技として使えるのではないでしょうか?
失敗学とは、「失敗をネガティブにとらえるのではなく、プラスの面に注目して有効利用しよう」という考え方だそうです。
失敗をしない人間はいませんもんね。失敗は成功の母ともいいますし、「できる人」と「できない人」の差というのは失敗を次にどう活かせるかにありるのでしょう。
そして本書から学べる失敗学のメソッドを身につければ、二度と同じような失敗をくり返さず、大きな危機を回避して、まったく新しいものを創造することができるようになると思います。
本書は、著者が長年提唱してきた「失敗学」のエッセンスを1冊に凝縮して、わかりやすいまんがの形にまとめたものとなっております。
特に、企業や組織でリーダーとして活躍していく方には、ぜひ本書で失敗学の考え方を身につけていただきたいと畑村氏も書いておられました。
確かに失敗を創造へとつなげる失敗学は、誰にとっても大きな武器になるはずです。日々、業務にあたり失敗を見つけ出せないことを危機的なことはないと思うのですよ。
本書には、「真のリーダーになるにはどうすればいいか」とのテーマも込めています。
ここで「リーダー」と呼んでいるのは、「課長」や「部長」などの肩書きのことではなく、創造的な仕事を行っている人は誰でも、そのプロジェクトのリーダーです。
これからの社会では、そのような意味でのリーダーシップが、いっそう求められることになるのは間違いないところですね。
本書のプロローグでは、まず失敗学の基本的な考え方を押さえてあって、
第1章では、失敗に気づいたときの対応と、失敗のダメージから回復する技術が紹介されています。
第2章では、失敗の原因の分析の仕方と、その情報の扱い方が説明されています。
第3章では、致命的な失敗を避けて、大きな創造につなげる方法が紹介されています。
第4章では、失敗を組織や社会のために活かせる「真のリーダーのあり方」が提示されています。
そしてエピローグでは、組織全体のあり方をとらえ、失敗学からの提言がされているといったような内容になっております。
この本に興味をもったあなたはきっと、これから企業や組織でリーダーとして活躍していく人でしょう。リーダーの役割は、決められたことを指示された通りにこなすだけでは務まりません。
つねに新しいものをつくり出していく創造性が、リーダーには求められるからです。
新しいものを創造しようとするとき、人間は必ず、失敗します。そしてその失敗から何かを学び、考えを深めていきます。
一般に、失敗はただ「よくないもの」とだけ見られがちですが、実は新たな創造の種なのです。
したがって、新しいものを創造しようとする人にとっては、「失敗とどう向き合うか」という知恵が、非常に重要になってくるからです。そして、その知恵の結晶こそが「失敗学」というわけなんですね。
特にリーダーにとって、本書から学べる失敗学のメソッドが これ以上ない武器になるでしょう。
部下の失敗にどう対処するか。
致命的な大失敗を防ぐために必要なことは何か。
失敗から教訓を得て、新しいものをつくり出すにはどうすればよいかなどなど失敗学を身につければ、誰にとってもストレス少なく、人々を導いていく存在になることができます。
そもそも失敗とは何なのでしょうか。
著者は言います。私たちが経験する失敗には、さまざまな種類のものがあります。
「レシピを見ずに料理をしたらおいしくなかった」「雨のときの予定を立てずに旅行に出たら天候に恵まれず楽しめなかった」といった個人的な失敗。
「不用意な一言で商談がパアになった」「知識不足や不注意のせいで製品に不具合が出た」といった組織的規模の失敗。
さらには、「小さなミスから大事故に発展し、死傷者が出た」といった大規模な失敗。
このように多様な失敗に共通する定義を考えると、次のようになるそうです。
「人間の行為が、はじめに定めた目的を達成できないこと」
または、「人間の行為から、望ましくない結果が生じること」
簡単に言えば失敗とは、人間の行為がよくない結果につながることです。
多くの人は失敗を「いやなもの」「恥ずかしいもの」と考え、失敗から目を背けたり、失敗を隠したりしますが、私たち人間がなにかしらの行為をするとき、望む結果をいつも得られるものでしょうか? 「何もかもうまくいくはずだ」などと思い込んで行動する人がいたとしたら、かえって危なっかしいと思いませんか?
失敗は、人間の行為と切っても切れない関係にあります。そんな失敗をただ恥だと思うのではなく、大切なことを学ぶきっかけととらえて有効利用しようというのが、失敗学の基本姿勢だそうです。
人は何かを学ぶとき、「こうすればうまくいく」という成功の話を知りたがるものです。しかし、成功の面ばかりを見て正しいやり方をマネする人は、パターン化された問題以外には対処できません。
それに対し、失敗を恐れず 挑戦して失敗体験から学んだ人は、どんな場面にも応用できる真の知識を身につけることができるのです。
ですから、リーダーになる人にとっても、失敗から学ぶことは非常に重要です。どんな人でも、生まれながらにリーダーとしての資質を備えているわけではありません。
失敗体験を乗り越えながら、主任、課長、部長、社長と職責を果たす能力を育てていくのです。
とはいえ、ただ失敗をくり返すだけでは効率が悪いですし、評価も下がります。また、次の段階へ発展するチャンスを失うような致命的な失敗は、やはり避けなければいけません。
では、どうすればよいのでしょうか。答えは次のふたつの失敗知識の学習を、うまく組み合わせることだそうです。
失敗学をすでにご存じの方にも、本書で初めて知る方にも、すぐに役立ててられるようなポイントが整理されています。
すぐに使える実践的な技術が、たくさん盛り込んであるので、今からすぐにでもあなたの創造的な仕事に役立ててください。
それではまたお会いしましょう!
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