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目の前の現実を変えるために必要なコト

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Hey! What's up people~!? 鎌田です。それでは編集者目線で気になった本をあなたにご紹介させていただきたいと思います。

私自身も出版させていただいておりまして、これをアウトプットとするならば、インプットである読書はほぼ毎日一冊のペースで読んでいます。

これは小学生の頃から続いているので、かれこれ40年以上、毎年365冊以上は書籍に目を通してきています。目を通すと表現したのは、読み切る、読了したとは別物に考えていて、本によっては半分も読まずに終わってしまうのも少なからずあります。

「今の自分には、この本の内容はまだ早いな」とか「単純につまらないな」と思って読むのを辞めてしまうわけですが、それでも毎年200冊は読んでおり、そのうち20冊は心に残る本として自分の糧になっています。

そんな私にある出版社の社長から、おススメの本を紹介しましょうというお話をいただきまして、人生の糧となった本は何かなと考えたときに単純計算で40年×20冊で800冊あるのでずいぶん悩みましたが、800冊紹介したっていいわけで、記念すべき1冊目はやはりこれにしようと心に定めました。

本書は私の人生を変えたといっても過言ではない一冊です。私はビジネス本とか読んでヒントにはなっても仕事観や人生観が変わることはないと思っていますが、この本からは大きな影響を受けています。

もちろん著者の田坂広志さんは、ご存じの方も多いと思いますが、田坂塾の塾長で、多摩大学大学院で教鞭をとられている教育者でありますが、ソフィアバンクというシンクタンクの経営者でもあって、G1経営者会議でもご挨拶程度ですが一言二言の会話をさせていただいたことがございます。

きっかけは2010年に農業生産法人を京都で起業して、2016年にある上場企業に売却するわけですが、その時に相談に乗っていただいた会計士の先生から、YOUTUBE動画でこれを毎日のように聴いているんだよと教えていただいたのが田坂先生の「目の前の現実を変えるために必要な7つの知性」という動画でした。

その時に別の動画で「割り切りとは魂の弱さである」という主張にとても共感して、動画も書籍も全部、拝見させていただきました。

私は現在、ブレインワークスの事業推進のお手伝いとかDMOの運営のためにPEファンドでファンドマネージャーをさせていただいておりまして、動画を見ていた頃のわたしは上場企業で事業戦略の策定やM&Aのデューデリをやったり、IPO準備の会社のお手伝いで資本政策などやっていたときで、多岐にわたる職域の中でなにひとつスペシャルな武器のない自分に漠然とした不安を感じていました。

そんな時に、今回ご紹介する「知性を磨く」を読んで、「スーパージェネラリスト」が活躍する時代という言葉に勇気づけられたことが昨日のことのように思いだします。

本書で語られているのは、これまで以上に技術やサービス、あるいはプロダクトであったり企業や組織、そして市場や産業、ひいては地域や社会など、あらゆる分野でイノベーションを牽引していく人材が求められるということです。

そうした人材というのは、ある特定の分野の「専門的知識」を持った人材、つまりスペシャリティではなく、イノベーションそのもの、つまり全体プロセスを牽引して、それを実現するために必要な「7つの知性」を身につけた人材であるというのが本書の主張です。

その「7つの知性」とは一体何なのでしょうか?

それは「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という7つのレベルの知性であり、レイヤーと表現した方が分かりやすい人もいるかもしれません。

この「7つの知性」を垂直統合して身につけた人材こそが「スーパージェネラリスト」であって、これからの時代に活躍するという主旨でした。

そんなきっかけもあって私は、この「スーパージェネラリスト」への成長をめざして「言の葉を綴じる杜」というシンクタンクで起業やキャリアを考え人のために「7つの知性」の考え方を軸に「マインドセット」を磨く場としてオンラインセミナーを開講し、この場は、現在、海外も含め、全国各地から50名を超える経営者やマネジャー、リーダーが集まって私も含めて一緒に魂を磨く場となっています。

いまほど新しいリーダー像が必要とされている時代はないと思います。

この本をおススメすることによって、一人でも多くの方が成長していくための一助となれば幸いです。

それではまたお会いしましょう!

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