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事業形態の違いについて(まとめ)

前回は、事業形態の違いについて信金調達や税金の側面からお伝えさせてもらった。

今回は長かったこのシリーズのまとめとして、これまでに上げたもの以外の違いについて比較してみたいと思う。

これはどっちが有利とかいうものではなく、経営者として知っていて欲しい内容となっている点を留意していただきたい。


社会保険

退職金・配偶者給与

将来の事業継承

決算月の設定

交際費の取り扱い

以上のような結果となっている。他にも税金や社会保険関係でも、基本的には法人の方がメリットが多く、自由が利くことが多い。

結論としては、これから独立や起業をしようとするときに、将来の拡大を目指さない人は少数派だと思う。したがい、少なくとも将来的には法人として登記できる設計にしておくべきなのだ。

あなたが今、判断することはスタートアップの時点で法人運営するのか、しばらく様子を見るかの2択となる。

このように事業形態の違いとは、企業が事業を行う上での組織形態や法的形態のことを指す。

そこで、事業形態の違いを様々な角度から検証してみたいと思う。

資本金の違い

株式会社や有限会社は、発行済みの株式数や出資額に応じた資本金がある一方で、個人事業主やフリーランスは資本金を持たない場合が多い。

組織の違い

株式会社や有限会社は、株主や社員で組織された法人である。一方、個人事業主やフリーランスは、個人が事業主となっている。

責任の違い

株式会社や有限会社は、法人格を持っており、事業による損失が発生した場合でも、株主や役員が個人的に責任を負うことはない。一方、個人事業主やフリーランスは、個人資産を含めた全ての財産を資金源とするため、事業による損失が発生すると個人的な責任を負うことになる。

税金の扱いの違い

株式会社や有限会社は、法人税が課税される。また、役員報酬などの所得については、個人の所得税が課税される。一方、個人事業主やフリーランスは、所得税と消費税が課税される。

資金調達の違い

株式会社や有限会社は、株式や社債などを発行して資金調達ができる。一方、個人事業主やフリーランスは、自己資金や借入資金などを使って資金調達をすることが一般的である。

さて、いかがだったろうか?自分の運営に適した形態の判断の役に立てたなら幸いである。次回からはいよいよ法人設立にフォーカスを当てた特集を始めたいと思う。

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