お粥な奴だぜ。

出汁人間だからだろか

はたまた、夏 クーラーが効いた場所で過ごす事が多く

ほどほどの換気すらも 疎かになりがちだからだろか

気をつけていても代謝、または 自律神経に弱りを感じるので


最近は、お粥に嵌っている。


少しずつ弱火で炊き上げた 土鍋の粥

塩を 二廻しし しゃもじで、滑らかにまぜ
梅干しを二個落とす。

蓋をし 少し蒸らす。

紫蘇漬けの梅干しにしたけど
はちみつ漬けも気になるし 定番のカツオ漬けも気になる。

サーマルのシャツを鍋つかみに、鍋敷きに使ってるタイルの上に 出来上がった土鍋を移動し 設置

蓋を開けば 梅干しの赤と 香り立つ湯気に
食欲が湧く。


梅干しを 崩すように レンゲを入れ
種があれば 種ごと噛み砕く。

梅の果肉を切った 後 少し混ぜて
口に運ぶ

白濁色の デンプン質は 天然の餡のようで
そこにほんのり 土鍋の香りと、角の立たない塩味が加わり 米の甘さが引き立っている。


たまに、入ってくる 梅干しの味が その単調な運びにアクセントを出す感じは 故、ジェームズ・ブラウン氏の言うゲロッパ的である。

その 口に運ぶセッションに さらに、麺つゆのような程よさを感じる だし醤油を廻した 冷奴を口に運べば

さらに、セッションが 加熱する。

だし醤油+冷奴 に お粥が 食い合わせで混ざる事で

冷奴は、まるで 玉子豆腐のように 味が立ち

単調であった お粥の味は 滑らかになる
そして ゲロッパである。

梅干し I feel good である。


お粥 まだ、暫くは止めれそうに無いのであった。

出汁人間、夏の夜。


#フィクション

#お粥

#jamesbrown

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