バイバイ、またね。

さよならは突然にやってくることが多い。

いつもみたいに｢バイバイ｣って言ってそれが最後になるときもあるし、

｢またね｣って言って、ちゃんと次の日に会えることもある。

ぼく自身は実は｢またね｣っていうのが得意ではない。

どこか次会うことを約束しているような、約束しないと逆に会えないんじゃないか

そんな気持ちになってしまう自分がいるからだ。

だから｢バイバイ｣を使うように心がけているけれど

いざ普段の生活となると、友人だったり恋人だったりが｢またねー｣って言ったらこっちもつられてそう言ってしまうくらいには強い心がけではない。

でも言ってからなんか違うなって思って
｢またね、バイバイ｣みたいな感じに言うこともある

でもでもこれはこれで、もう今生の別れみたいなニュアンスにもとれる気がしてしまう。

考えすぎなのだけれど、遠距離恋愛をしているとどうしても毎回のデートの最後は｢またね｣のほうになってしまう。

だからこそこういうことを考えてしまうのかもしれない。

次いつ会えるか分からないけど絶対会おうねの意味もこめてのまたねのほうがいいと思う側面もあるし

逆にそんな感じにしたくない、バイバイくらいの軽い感じにしたいっていう気持ちもある。

別れは突然にくる、冒頭で書いたけれどもこれは過去の自分の実体験に基づいてる。

詳しいことは書けないけれど、端的に言えば友人がこの世界からいなくなってしまった。

まだそんなに歳を重ねた時の出来事でもなく、当時の自分は実感がわかなかった。

唯一わかったことはこれからおはようもバイバイも言えないこと。

昨日まで当たり前のようにバイバイっていって、明日は当たり前に来ると思っていた。

でもそうじゃないこともあるんだ。そんなことを今になって思う。

みんながみんなそうなるわけではないし、でもいつ大切な人と会えなくなるかなんて誰にも分からない。

｢またね｣、この言葉を使うとまた会おうね、もそうだし、また会えるよねって意味にも聞こえてくる。

いつ会えなくなるか分からないこそ｢またね｣を使うのがいいと思う人もいれば

自分はそうだからこそ普段そんな深く考えたくない、悪いことを考えてしまうとどうしても考えすぎてしまうから

そんな考えの人もいると思う。

結局どっちがいい悪いはないし、そもそもが考えすぎなのだとおもう。

それを踏まえてここまで読んでくれた方へ

｢バイバイ｣