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リバウンドは勝利に関わるのか?

BリーグのCSを見ていて思った。リバウンドが安定して取れると強いなあと。特にOFリバウンドが取れるのは最高。単純に攻撃回数が1回増えるのだから。それがゴール下でなおのこと大きい選手がとったらほぼそのまま2点獲得。強い、シンプルに強い。

ということで今回はリバウンドの数がどれほど勝率に影響してくるのか調査
今回使用したデータは2016-2017~2022-2023シーズンのB1のスタッツです。


リバウンドとは

そもそもリバウンドってなんやねん、という方に説明。
簡単に言うとシュートが外れたボールを取るということ。
自分たちのチームが打ったシュートが外れて取るのがオフェンスリバウンド(OFリバウンド)。相手のシュートが外れたのを取るのがディフェンスリバウンド(DFリバウンド)。
基本的にはリングーDFーOFの順で位置していることが多いので、DFがリバウンドを取るDFリバウンドのほうが多い。OFリバウンドを取りに行くと、DFへの切り替えが遅くなる可能性が高くなるので、相手に得点されるリスクが高くなるというのもDFリバウンドが多い理由の一つ。

OFリバウンドと勝率

じゃあまずはOFリバウンド。
と行く前に少し前置き。リバウンドが多い=リバウンドが強いというわけでは実はない。攻撃回数が増えると同じ10%のOFリバウンド確率でもOFリバウンドの数は多くなるし、DFがめちゃくちゃうまくて相手がたくさんシュートを外した場合、DFリバウンドが増加する。そこを理解したうえでまあざっくりスタッツを楽しんでください。

下の図が1試合平均のOFリバウンド(縦軸)と勝率(横軸)の関係。
相関係数は0.30

相関係数は0だと相関がみられない。0.2ぐらいまではほぼないみたいなもの。0.4ぐらいがちょっとありそう。0.7までが相関がある。そこから上はめっちゃある。。相関係数は1が最大なので、1だったらリバウンド=勝率的なことになる。
相関係数0.3ということでなんか話の種にもならなさそうくらいしか相関はなさそうでした。残念。

平均OFリバウンドと勝率の関係

DFリバウンドと勝率の関係

下の図が1試合平均のDFリバウンド(縦軸)と勝率(横軸)の関係。
相関係数は0.39
ちょっとだけOFリバウンドよりは高くなりました。ただ以外に相関はなさそう。やっぱり前述の通り、攻撃のペースだったりDFの精度だったりが影響を与えているのか。はたまた、リバウンドが強いと強いチームというのは幻想なのか。

平均DFリバウンドと勝率の関係

1試合平均のリバウンドと勝率の関係

1試合トータルのリバウンド数ならどうでしょうか。
下の図が1試合平均のTORリバウンド(縦軸)と勝率(横軸)の関係。
相関係数はなんと0.54

ここにきて0.5越え。なんとなくグラフの点も右肩上がりに伸びてる感じがする。やっぱりリバウンドはかなり勝率に影響を及ぼしているのだと再認識させらるデータになりました。

平均TORリバウンドと勝率の関係

反省

今回のデータだとOF・DF回数に応じてどれだけリバウンドを取ったかが測れていないので、獲得数ではなく獲得率でみても面白いのかもしれない。

以降には各年度ごとのリバウンドと勝率の関係のグラフです。見たい方はどうぞ。上記のものと違い、チーム名が見れるのでシーズンを思い返しながら見れるかもしれません。

2016-17

OFリバウンドと勝率の関係
DFリバウンドと勝率の関係
TORリバウンドと勝率の関係

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