見出し画像

前回の記事の続きです。
空き家を取壊して譲渡所得の3000万円特別控除を申請するには
建物閉鎖事項証明書(写し)が必要です。

通常は土地家屋調査士に建物滅失登記申請を委託しますが、
簡単な登記申請なので自分で申請してみましょう。
家屋調査士に依頼すると40,000円~50,000円の費用かかりますが、
本人申請であれば登記費用はかかりません。
申請は相続人代表の一人でもできます。

●必要書類は●

①建物滅失登記申請書
②建物取壊証明書
③取壊した解体業者の印鑑証明書※1
④解体業者の登記事項証明書※1

②③④は解体業者より取り寄せてください。

①の建物滅失登記申請書の書き方をご説明します。
申請書はA4の用紙にワードで書きます。手書きでもかまいませんが、
鉛筆、フリクションボールペンなど消せるペンはNGです。

「登記の目的」は「建物滅失登記」と記載します。
「添付情報」は「建物滅失証明書」で足ります。
「申請人」欄に住所、氏名、押印(認印)、電話は携帯電話の番号でも
OKです。
「建物の表示」は建物登記事項証明書(謄本)を書き写してください。※2
申請書が出来ましたら書類をまとめましょう。
※1 取壊業者が法人で法人番号を申請書に記載すれば省略できます。
※2 不動産番号を記載すれば所在、家屋番号、種類、構造及び床面積の記載を省略できます。

記載例⇩

①②③④の順番で揃え左側2カ所をホチキスで止めます。

提出は郵送でもできますが、なるべくなら法務局に出向き申請しましょう。「本人申請です。」と申し出れば、法務局の職員は丁寧に教えてくれます。不備があれば指摘してくれます。
約10日程で登記が完了しましすので、再度法務局に出向き登記完了証を入手します。
そのときに建物閉鎖事項証明書を申請してくださいね。



この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,601件

#お金について考える

38,160件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?