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杉並区高円寺のノグチ不動産吉田忍<ヨシダシノブ>です。

不動産を購入する際に、検討している土地が過去に何の用途に使われていたかを確認するため、「土地の地歴を調べよう」というコラムを書きましたが、登記事項証明書(登記簿)には近年の地歴しか表示されていないことがあります。
それ以前の地歴を調べる方法は?

今の登記記録はコンピューター化され、磁気ディスクで調整して法務局に保管されています。
また、往来の紙の登記簿も保管されています。これを閉鎖謄本といい、閉鎖謄本に過去の地歴が表示されている場合があります。

コンピュータ化される以前の閉鎖登記簿謄本

閉鎖謄本は土地の管轄の法務局に申請すれば有料で入手できます。
しかし上記の閉鎖謄本には地目は「宅地」としか表示していませんね。

これより過去の地歴を調べる方法が実はあります。
法務局で「旧土地台帳」を申請しましょう。

高円寺南三丁目243番6の旧土地台帳

上記の土地閉鎖謄本以前の情報が記載されています。
土地閉鎖謄本の地番は「高円寺南三丁目243番6」と表示されていますが、旧土地台帳には旧地番で「高円寺三丁目243番ノ1」になっています。
これは243番6の元地番(243ノ1から分筆した土地が243番6)です。
沿革には昭和13年12月1日地目変更(あとは読めないです・・・)と記載されていて、地目は「畑」です。
この土地は元々畑でその後に宅地に地目変更していることが分かります。
旧土地台帳は無料で入手できるのでぜひ活用しましよう。

東京都のホームページには東京都の地歴マップを検索できるサイトがありますので、これも参考にしてみましょう。

https://kenchiku-ekijoka.metro.tokyo.lg.jp/chireki/chireki_search.html


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