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今住んでいる土地、これから購入を検討している土地が今までなにがあったのか、なにに使われていたのか。
土地には先祖代々からの歴史があります。今回は地歴の調査についての記事です。
![](https://assets.st-note.com/img/1707531172800-v76ZbTvqDW.jpg)
土地の登記事項証明書に「地目」という欄があります。この「地目」の変遷が地歴です。
「地目」は不動産登記法で「宅地」「山林」「畑」「田」「雑種地」「公衆用道路」など23種類に分類されています。
先日調査した高円寺の土地に「堤」という地目がありました。これは昔堤防があったので、周辺は川の傍だったことがうかがわれます。
杉並区では畑や田んぼだった土地を宅地に変更した地歴が多くあります。
地目を辿ればその土地の元の用途が分かりますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1707531234602-1NZ2VcB5jq.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1707531303439-7Tpv2M26Hy.jpg)
登記事項証明書や登記簿に記載された以前の地歴は古地図を調査します。
杉並区の古地図はインターネット上にもアップされているものもありますが、実物は杉並郷土博物館に保管されていますので閲覧できます。
(コピー不可)
昭和初期の古地図から保管されていますので、その時代の用途が確認できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707531418677-SEGsFHdsRM.jpg)
杉並区は武蔵野台地の中心部に位置していて、平坦面で強度のある関東ローム層に覆われています。
但し昔の用途が「田」「堤」「ため池」などの低地の場合は、地盤沈下や水害のリスクを考慮し、土地購入や建物建替の際には地盤改良も視野に入れておきましょう。
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