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ボートと野球(137期 藤森)

初めまして!慶應義塾高校出身経済学部1年の藤森義仁と申します。
みんなからは多種多様な視点でブログが書かれている中で、僕からは高校まで続けていた野球との違いとボートという競技の特異性を1年間プレーした中で皆さんに紹介できたらと思います。

僕が長年思っている疑問として「野球の試合時間長すぎ問題」というのが有ます。1試合に平気で2時間半くらいかかったり、下手をすると3時間を優に超えていきます。(ずっと動いてるわけではないですが)それに対して、ボートは2000mを約7分、早慶戦の3750mでも約13分と短期決戦です。集中力の短い僕にとってはとてもありがたいです。
練習時間、方法も何から何まで異なります。
野球は(走攻守とやることが多い)5、6時間に対して、ボートは乗艇でも長くても2時間と短期集中です。
使う筋肉も少し違います。下半身が大切というのは全競技共通だと思うのですが、野球は一発の爆発力、ボートは7分間動き続ける筋持久力と心肺機能。体力のない僕は最初に2000m漕いだ時は死ぬかと思いました。
対極にあるスポーツのように思えて、意外と共通点もあったりします。それは一つの動きを極めるという点です。高校時代、ピッチャーを務めていた僕は、毎日のように自分と参考になるピッチャーたちの動画を見比べて、ああだこうだ考えながら試行錯誤していました。それはボートも同じです。自分にベクトルを向けて、第三者が介入してこない中で再現性の高い動きを続ける。これは想像以上に難しいことです。しかし、昨日出来なかったことが今日出来ると純粋に嬉しいです。

最後に至極当たり前のことを書きますが、ボートは1番にゴールした人が勝利を手にします。小学生のかけっこと同じです。これって単純明快な分、ある種残酷で誤魔化しが効かない。運の要素が少なく、言い訳ができないスポーツだと思います。スピードが落ちるとすぐにメーターに可視化して反映される。だからこそ成長に気づきやすいし、そこにこそボートの魅力であり、憎いところです。



大学には高校をはるかに超えた選択肢の多さがあります。その中から熱中できることを選び抜くことは、選択肢が狭い分ある意味、中高生の時の方が楽だったかもしれません。そんな中から端艇部という選択肢を皆さんに知ってもらって、戸田に足を運んで頂いたら嬉しいです!

137期 藤森義仁


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