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水中から水上へ(137期 高尾)

こんにちは!137期慶應義塾経済学部2年の高尾礼士と申します。
今回は、僕が高校まで続けていた水泳と大学に入ってから始めたボートの違いについて話していきたいと思います。
僕は小学校ではスイミングクラブ、中学、高校と水泳部に所属していました。



大学でボート部に入部した理由は、7,8年間水泳を続けていてだんだんと飽きを感じ初めていて、新しいことを始めたいと考えたからです。でもやっぱり水離れをするのは嫌で水辺のスポーツがやりたいと思い部活探しをしていたところ、高校の級友で塾高端艇部出身の小松にボート部に誘われ、『寮生活』、『究極のチームスポーツ』という謳い文句に惹かれ入部を決めました。
入部して感じたボートと水泳の違いについて、競技面の違いとして一番大きく感じたのは個人競技か団体競技かという点です。水泳でもリレーという団体種目や、学校ごとのポイント制で競い合うことはありましたが、やはり水泳は個人競技の要素が強く、直接的なチームワークを使う場面はほとんどありませんでした。
一方、ボートはシングル(1人乗り)からエイト(9人乗り)までの種目があります。僕は今までエイトのボートで2回大会に出場しましたが、常にチームワークが試され、どれだけチームで息を合わせられるかということが大事になってきました。
また、気持ちの面でも個人競技と団体競技では大きく異なります。特にラストスパートをかけるシーンで水泳とボートでは大きくメンタルが異なり、水泳では頑張らなくても自分にしか迷惑がかからないという気持ちになってしまい気持ちで負けてしまうところを、ボートではチームメイトが頑張っているからと、さらにもう一歩底力を発揮することができます。
今までずっと個人競技をやってきた僕からするとチームみんなでお互いに高め合っていくことのできるボートはとても楽しいです。
ただ唯一水泳とボートの違いで水泳の方がいいなと思う点は、水面のコンディションに練習が左右されてしまうところです。高校では室内の温水プールだったので、暑くても寒くてもどんな日でもぬくぬくと恵まれた環境で練習できましたが、ボートは夏は暑く、冬は寒く、風が強く水面の荒れている日もあり、嫌になってしまいます。


 今まで競技面の違いについて話してきましたが、部活という面で水泳部とボート部の違いを比べると、やはり部員同士の距離が近いです。高校の頃も、チームメイトと毎日のように会っていましたが、やはり毎日のように会うのと、寮生活で本当に毎日会うのは全然違って、自分の良しとすることとは合わない部分を感じることもありますがそれも含めていい経験となっています。水泳部では個人競技だったこともあり先輩との関わりもそこまでなかったのですが、ボート部では先輩と同じクルーになったり、一緒にご飯を食べたりと部全体がチームの一員として日々の共同生活での交流が豊かな経験となっています。
個人競技からチームスポーツへの移行で、新たな挑戦と成長が待っています。今まで個人競技しかやってこなかった人も、ぜひボート部で一緒に活躍しましょう!

137期 
高尾礼士

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