YaMaToKo

富山県八尾町に生まれ、育ち、今もなお暮らしています。 そんな日々の日常と非日常を自分な…

YaMaToKo

富山県八尾町に生まれ、育ち、今もなお暮らしています。 そんな日々の日常と非日常を自分なりの感性を通しててお伝えしたいと思います。くれぐれも宜しくお願い致します。

最近の記事

「三味線貸しても、撥貸すな」

とまで、言われる程に三味線を弾く上で撥の存在は重要だと思います。 自分が表現したい音色を、時に力強く、時に優しく柔らかく。 音色にも正解は無いので、あくまでも自分好みではありますが、鼈甲(べっこう)や象牙の素材選びから始まり、大きい小さい、重い軽い、薄い厚い、硬い軟らかい、などなど。 本当に自分好みで、自分にぴったり合う撥に出会うのは至難の技…、新しく買い替えれば解決する訳でも無く。時には少しずつ、少しずつ削ったり研いだりして。 そのうち、他の人はどんな撥を使って弾いて

    • 「いのちの、熱を生み出す」

      今から15年程前、明治時代の建物を昭和の時代に増築したらしき町屋を購入。 古民家と言うよりかは廃墟、ガラクタ同然の空家、屋根は腐り、柱は抜け落ち、井戸水も枯れ、水道も通っていない…。どの様な人が、どの様に暮らしていたのか想像もつかない程の状態「風呂は?トイレは?」 勿論、買った金額の10倍程が改修費用となり。八尾町鏡町に山元食道が誕生する事となりました。 お店の内装は悩みに悩んだ末、日本古来から存在する漆や漆喰、歴史ある八尾和紙をふんだんに使って空間を仕上げました。

      • 「三味線のすゝめ」

        地元のお祭りおわら風の盆と出会い、かれこれ気がついたら三味線を始めて20数年。 本来ならば粋でキレのある音色を奏で、名手と呼ばれても過言では無いキャリアと年代だったはずでしょう…。 やり始めた頃は、とにかく夢中で三味線と関わる時間が楽しくて楽しくて。 今では、毎年来る風の盆をただ何と無く過ごしている自分につまらなさすら感じ「何故?」こんな風になったんだろうと。 あくまでも僕の個人的な意見ではありますが。人は比較的、自分自身より他人からの評価を軸に行動している様に思いま

      「三味線貸しても、撥貸すな」