#156_道徳科の問い・社会科の問い

最近、ご縁があって社会科について深く学び機会が多い。
今まで発問は道徳科を中心に考えていたが、教科教育での発問と比較するとまた、学びが多く興味深い。

特に感じているのは、問いの種類だ。

何度も出しているこのイラストの例を挙げても、違いが浮き彫りになる。

社会科の発問における「4W」「1H」は「目に見えるもの」を答える問いである。
「誰が生産しているのかな。」「いつ変わったのかな。」
など、考えるきっかけを得る問いであることが多い。

道徳科の「4W」「1H」は、考えるきっかけであると同時に、深く考える問いの入り口でもある。
「なぜ~?」を考えやすくする問いでもあるのだ。
「誰が一番親切なのだろう。」「主人公はいつ変身したのかな。」
物語を俯瞰しつつ、ぐっと考えを深める問いである。

いずれにしても「何を問うか」、つまり何を学ぶかがまずは重要で有り、学習内容が見えて初めて「どのように問うか」が意味を為す。

まずは「何を学ぶか」を指導者のなかで明確にもてるようにしたい。

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