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2回めの部分自力通学がはじまる

先週、夫が入院してバタバタしていたので、noteを書けなかった。
というのは言い訳で、書くことをサボっていました。
すみません。
こうしてわが身を振り返ると、息子に「ちゃんとやりなさい」と言いづらくなってしまう私……。

今日から、息子の部分自力通学(保護者はついて行かずに、本人だけで自宅からバス停まで行くこと)が認められ、私は家でGPSとにらめっこが始まった。
バス停までは歩いて5分ほど、信号を渡ることもない。
それでも学校に許可してもらうのは、ハードルが高かった。
なぜなら、2回めだから。

昨年、中1のときに登校の部分自力通学が認められていたが、しばらくして、取り消しになった。
取り消し実績があると、2回めのハードルはグッと上がる。
通常は1日か2日でやるテストが、今回は4日も続いた。
(学校の決まりごととはいえ、先生も毎日大変ですよね)

息子の後ろからついて行き(気づかれないように)、その様子を見守る。
決められたルートを歩いているか、バス停でちゃんと待っていられるかを確認する。

4日間のうち3日は担任のY先生、1日は担任のI先生が来てくれた。
黒いサングラスをかけて帽子を深くかぶり、アウトドアの服装(キャンプに行く感じ)の男性がゆっくりとママチャリをこぐ。
もう一人、I先生も上下真っ黒の服装で、黒子のようだ。

そして私は、そんな先生の後ろ姿を追いかける。
朝の8時、息子の後方を不審者がぞろぞろとついて行く。

そんなこんなの探偵ごっこの4日間が、終わった。
息子は野良猫に「ねこー」と呼びながら追いかけて、バスに乗り遅れることはなかった。
また、裸の大将のように「どこか遠くに行きたい」と言って、脱走することもなかった。
道ばたで突然座りこんでパンツを下ろして大便をすることも(もちろん小も)なかった。
そして、合格?した。

前回取り消しになったのは、バスの乗車を拒否して、脱走しようとしたからだった。
突然、「どこか遠くへ行きたくなった」らしい。
バス停にいた他の保護者が捕獲してくださったおかげで、捜索しなくてすんだのだけれど。
もちろん、翌日からは部分自力通学が取り消しになった……。

そして学年が上がり、現在に至る。
1人で登校するようにはなったが、また何らかのトラブルは起こると思う。
そのときは七転び八起きの精神で、対応するしかない。
息子の可能性を少しでも広げるためにも。

それにたとえ保護者がついて行っても、ハプニングは起こる。
バス停でのウンチ事件は、夫が現場にいた。
スクールバスを待つ10分ほどのあいだに、夫が見えないところで(こっそり)息子はウンチをした。
犬でも猫でもなく、息子のウンチをバス通りの道ばたに見つけたときの、夫の衝撃は大きかったと思う(私は見たことがない)。
すぐに帰宅し、片付けのセットを持ってバス停へ戻り、夫と息子2人で掃除をした。
「来たときよりも美しく」
ついでにバス停付近の雑草も抜いて、キレイにしたそうだ。
それも今では懐かしい思い出だ(最近話題にしたら、夫は自分が当事者だったことを忘れていた)。

ちなみに現在の登校ルートには、中間地点あたりに交番がある。
猫もいる。
お巡りさん、お願いします。
朝、交番の駐車場ネコと息子が遊んでいたら、注意してください。


下校の部分自力通学の申請書も書きました

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