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何度も読み返したくなる

こうしてアウトプットしていると、そういえば……と読み返したくなる文章がある。
今日は、稲垣えみ子さんのコラムについて書かれた文章がそれだ。

伝えるために 自身を問い直す
 コラムって何なのか。どうやって書いたらいいのか。実はいまだに分かりません。
 ただ、これではダメというのははっきりしています。即ち、取材したことを書くだけではコラムではない。調べることは必要ですが、それを自分はどう思うのか、なぜそう思うのか、そこまでずいずいと踏み込まねば読んでもらえないのだということです。問われるのは自分。そこが苦しいのです。いざ書いてみると毎回、自分がいかにペラペラでエラそうでモノを知っているようなふりはしているけれど実は何も分かっていないかを突きつけられて目の前が真っ暗になります。
 でも、せめてそうして苦しんでいるから読んで頂けるのかもしれない。そうすると苦しまなければいけないような義務感が先に立ち、原稿が書けないから苦しいのか、苦しいから原稿が書けないのかも分からなくなってきます。
 すみません愚痴です。でも実際、そんなふうにして書いております。

朝日新聞ナビ2015年8・9月号「記者によるコラムで複雑な時代を考える」から

この文章は、平易な言葉で書かれているのに、何度も読み返したくなる。
実際、何度も何度も読み返している。
もともと稲垣さんの書くコラムが好きで、そのコラムの裏側というか、稲垣さんが書く思いを知り、すごく納得できた。
あー、稲垣さんでも苦しんでいるんだ。
私が文章を書くときに悩むのは、当たり前のことだよな、とも思えた。
文章を書くことが楽になったわけではないけれど、少しだけ楽に考えられるようになった気がする。
私は文章を書くのが苦手だと思いこんでいたけれど、苦手というよりも、自分に向き合い問われるのが苦しくて、そう思うのかもしれない。

【今日の息子メモ】
・学校から迎えの要請あり。帰りのスクールバスに乗車できなかったとのこと。
・下校直前までは調子が良く、授業にも参加できた。それが下校直前にスイッチが入り(何かがあったわけではないのに)、「バスに乗らない」と言い出した。スクールバス発車後は、「バスに乗る」と言い出す。
・学校でとんぷく薬(クエチアピン錠12.5㎎「アメル」)を1錠飲む。
・私が学校へ迎えに行き、デイには自宅へ迎えに来てもらった。デイでは眠たそうではあったが、横にはならなかったそうだ。
・とんぷく薬のせいか、帰宅後すぐに1時間半ほど眠る。シャワー、夕食後20時前には就寝。


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