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皆さん、こんにちはPLCです。
本日は、ここ数年で急激に注目されるようになりました、
採用広報について陥りがちな罠を中心に記載していきたいと思います。

『うちは、中小企業でそもそも知られていない』
『SNSとかやった方が良いと分かってるけど、、(手が回らない)』
『結局、やりだしても続けなかったら継続力の無い企業と思われる…』

などなど、皆さん、やれない/やらない理由を述べがちですよね。。

やりたいけどよぉぉ!!
そんなことわかってんだけどよぉぉ!!!

採用広報とは

まずは「採用広報」とはなにかをご説明します。
採用広報とは「選考・応募及び入社後の定着を目的とした情報発信」のことです。つまり

  • ターゲットとなる候補者からの応募を増やすため

  • アトラクト(動機付け)をし続け、選考中の離脱を防ぐため

  • 自社で働くイメージを共有することで、入社後のギャップを低減するため

これらを実現するため、会社や社員の紹介をSNSやオウンドメディア、イベントなどを通して発信していくことを「採用広報」といいます。

採用広報が注目される理由

昨今、採用における広報の役割に注目が集まっています。
その理由をご説明していきます。

求職者の企業選択軸が多様化した

昔に比べ、求職者が企業を選択するための「軸」が多様化してきました。
要因をいくつか挙げると

情報化社会の発達

様々な情報が容易に手に入るようになり、1人のひとが持ち得る選択肢が増えました。

働き方改革

労働環境の見直しが国の発信で行われるようになり、法令遵守の姿勢、働きやすさの姿勢への感度が高まりました。

このように、社会環境の変化にともなって求職者の選択軸が多様化してきています。
それぞれの志向にマッチした採用広報の発信が求められています。

求職者は透明性のある情報を求めている

ネットワーク環境の発達や、SNSの利用拡大にともない、求職者は企業に対して情報の透明性を求めるようになってきました。
面接での対応や態度は勿論、入社後の働き方に至るまで求職者は企業にオープン化を求めています。
そのため様々な企業が、採用広報を通して自社の魅力をオープンに伝えていく姿勢を強化しているのです。

売り手市場により転職潜在層へのアプローチが必要になってきた

採用の売り手市場化が進んでいます。
そのため転職の顕在層だけにアプローチしていては母集団形成が難しくなってきました。
転職意欲が既に高い顕在層だけではなく、「良い所があれば転職したい」と考えている程度の潜在層にもアプローチする重要性が増しております。
求職者が転職をする前の情報収集段階で自社を認知し、転職のタイミングで思い出してもらう。
そういった状況を作り出すために採用広報が注目されております。

採用広報を行うメリット

採用広報を強化するメリットについてご説明します。
採用広報がもたらす様々なメリットを理解した上で、
自社の採用力向上に活かしていきましょう。

1.転職潜在層も含めた認知拡大

採用広報を行うことで自社の情報を幅広い層に認知させることができます。
転職顕在層のみならず転職潜在層も含めて認知度を向上させることができるため、「転職したい」と思った時に思い出してもらえる可能性が高まります。

2.自社の応募数増加

採用広報は認知度向上の効果があるため、求職者が転職する際に選択肢に入る可能性が高まります。
これにより、自社の応募数増加が期待できます。
また自社の魅力を様々な媒体で発信しておくことで「こういう魅力のある会社に入りたい」と関心が高まり、応募を促す効果もあります。

3.企業と候補者のミスマッチ低減

採用広報では自社の魅力だけではなく、課題もオープンに伝えていくことが大切です。
自社が直面している課題を赤裸々に公開することで、候補者の課題解決意欲を高める効果があります。
自社のリアルな状況を理解した上で入社するため、ミスマッチの低減にも繋がります。

4.自社の採用力向上、採用コストの低減

採用広報を強化し、自社に直接応募する候補者が増えることで、採用コストの低減にも繋がります。
採用における認知度を高めることができない場合は、求人広告やエージェントなど複数の経路を利用する必要があるため、採用コストが増えてしまいます。

採用広報の戦略について

採用広報を成功させるためには、具体的な施策の前にまずしっかりとした戦略設計が重要です。ここでは、PLCが推奨している採用広報戦略設計のための4ステップを紹介します。

採用広報戦略設計4ステップ

1.体制構築

理想の推進体制の例を記載させていただきます。しかし兼任で行われている企業様も多いので社内リソースを鑑みて人員配置を行いましょう。

2.魅力と差別化・要素の具体化

 魅力の創出

 まずは4P分析を行い、自社の魅力の強みを洗い出しましょう。

 魅力の差別化

 4P分析を3C分析と混ぜながら、自社特有の魅力を見つけ出しましょう。

3.コンテンツの企画・制作

 まずは6W2Hのフレームワークを使い、企画をはっきりとさせましょう。

採用広報の手法について

戦略設計ができたら、それに沿った手法や施策を進めていきましょう。

では採用広報にはどのような手法があるのでしょうか。
まず採用広報の手法をトリプルメディアで考えてみましょう。

1.オウンドメディア

自社で運用しているメディアのことをオウンドメディアといいます。

(例)

  • コーポレートサイト

  • 採用サイト

  • 自社ブログ(カルチャーブログやテックブログ)

自社のプラットフォームで発信するため、自由に情報を発信できるのが特徴です。しかしサイトの制作に時間と労力がかかるというデメリットも含みます。

2.ペイドメディア(広告、メディア掲載)

ペイドメディア、すなわち有料の広告枠を用いて発信する方法です。
広告配信する対象を求職者の属性で絞ることができる利点はありますが、高額の費用が発生する場合もあるので、採用予算のバランスを鑑みて利用を検討しましょう。

(例)

  • 求人媒体での掲載

  • 採用広報メディアへの掲載(talent bookなど)

  • 就職活動イベントの出展

3.アーンドメディア

アーンドメディアとは口コミで獲得したメディア露出のことです。
意図的に創出するのは難しいですが、自社のブランディングを強化することで良い口コミを増やすことは、認知獲得・関心向上に繋がります。

(例)

  • SNS(X,meta etc…)

  • 就活・転職口コミサイト


‍いかがでしたでしょうか。
もし、自社導入は厳しいと思われた方は一度、弊社までご相談を頂ければ、
どの辺りから順を追って着手すべきかも、レクチャーさせて頂きますので、
お気軽にご連絡をくださいね!

今日の記事が、少しでも皆さまのお役立てになれば嬉しいです!

それでは!!

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