来世は炊飯器でお願いします
生まれ変わったら、炊飯器になりたい。
まず、フォルムがいい。丸っこくて、どこの家の台所にも、どんと鎮座している。最近はシャープでかっこいいデザインの炊飯器もあるけど、やっぱり白がいい。透明感があるよね。
で、やっぱりなんといっても一番の魅力は、炊き立てのお米の香りを一番に嗅げる。胸いっぱいにほかほか、つやつやのご飯。幸せでしかないよね?
しかも、工夫すれば炊き込みご飯とかピラフだけじゃなくて、パンとかケーキとか、スープまで作れちゃうんだって。有能すぎ。
てか、米炊いただけで人生の役割を果たせるっているのがいい。お米炊いただけでえらい。私の役割は、お米を炊き、炊けたことをみんなにお知らせするために高らかに歌うことしかない。早炊きとか言われるとちょっと焦るけど仕事はちゃんとやるから安心してほしい。
懸念すべき点としては、お隣のコーヒーマシンと電子レンジパイセンと仲良くやれるかどうかってくらいだろうか。特にコーヒーマシンは海外製だから、上手くやれるといいんだけど。
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