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いったん立ち止まる

夏休みが終わって

 夏休みが終わって大学が後期に入り、もうすぐ1ヶ月たとうとしています。
夏休みは、中頓別町で2週間滞在してみたり、福島で松本家展を一緒にやらせてもらったり、となかなかに盛りだくさんでした。
自分の考えていることを何度も何度も言語化して、周りの方に聞いてもらって……というのを繰りかえした夏休み。
夏休みを終えて、まず思ったことは、「自分のやりたいこと・興味を同学年の人と議論できる場が欲しい」「自分には実践が足りなすぎる」でした。
本を読んで、すでにもう動いて自分のコミュニティを持っている人たちの話を聞いて、一緒に話して、色々してみた大学前期だったけれど、まだまだ足りない、動きたい、何か始めたいという気持ちでいっぱいでした。


繋がる

そこからは、少しずつ少しずつ周りに自分が考えていることや夏休みやったことを周りに話してみるようにしてみました。もちろん、そのようなことを話すのだけが大切な関係ではないけれど、そういう関係ができてしまったらおもしろいな、くらいの気持ちでした。
不思議なことに、最初にわたしが夏休みにやったことや、まちづくりとか居場所とかに対して思っていることを話せて、相手のやりたいことを聞けて、議論できるようになった子たちは今まで一番近くで過ごしていた子たちでした。彼女たちは、同じ寮に住んでいるので、毎晩夜遅くまではなしています。
彼女たちの繋がりで、近くの学生シェアハウスのあさごはん会だったり、そこに集まる人だったり、どんどん自分のやりたいことを考えて外にだすようになっていきました。

組織の中で動くということ

自分の話を周りにして、相手の話を聞いているうちに、サークル(という名の学生団体)でも、自分のやりたいこと(対話できる場、居心地のいい場所をつくる)ができるのではないかと思えてきました。ちょうど二学期から始める企画(受験直前の高校生と話す企画)の部局長にならせてもらえたり、次の代の委員長を決めるための運営委員になったりしたこともあり、どんどん自分がいる組織のことや、組織がどうあるべきかということを考えるようになったと思います。また、一つ前の委員長がこのサークルをただのイベント企画だけではない、という意味で「イベントサークルではない」という言葉をよくおっしゃっていたのですが、それについて同じ委員の友達や先輩とたくさん考えて話すようになりました。
そんな中で組織の中で動くということや、組織を作っていくということは(だれかの居場所を作る、という側面があるならなおさら)本当に難しくて、疲れることでした。でも考えずには、話さずには、いられないくらい、一生懸命になっていました

何かしたい、しなきゃ

こんな毎日を送っていながらここ最近のわたしは何かしたい、というよりも何かしなきゃ、動かなきゃという気持ちになっていました。よくこれがしたいんです、と先輩や大人に話し始めてから「大学1年生は武器になる、みんな応援してくれるよ」とよく言われることもすこしプレッシャーになっていたのかもしれません。なんか急いでるような、でもそれに気づかないまま、わたしのしたいことは「地域にひらかれた居場所作り」です!と言い続けていました。

わからなくなった

こうやっているうちに、だんだん何も考えたくない!!つかれた!!となってきました。居場所作りの先の相手がもはやイメージできなくなっていたし、団体の運営は考えれば考えるほど疲れてしまうし、前はもっともっと広げたいと思っていた「はなせる」繋がりも「何かしなければ」という圧を掛けられているようで辛くなっていったように思います。そんな中で、相手の見えない「居場所作り」を興味として口に出していいのかすら自分の中で自信がもてなくなりました。

いったん立ち止まる

そんなときにいつも夜に議論する友達にそれを言ってみたり、朝ご飯会で会ったヨガの人と話したり、、色々しているうちにいったん自分のするべきこと・学ぶことは保留にしてみよう、という気になりました。

すきなこと

最近ずっと考えていたことをあえて考えないようにして、自分のすきなこと・ものを考えるようにしてみました。
わたしは、毎日お互いのやりたいことを話したりきいたりできる深夜の寮の共有スペース(サロンと呼ばれています)のあたたかさがすきだし、いま一緒にいてくれる人がすきだし、色々な地域に行くのも、知らない人と話すのも、おいしいものを食べるのもすきです。
すきなことを考えてみたとき、すごく自分が形にしようと急いでいたことに改めて気がつきました。
たぶんわたしがやりたいことは、(自分勝手ですが)すきなことの延長線上にしかないし、自分のすきな人たちの「安心」や「心地よさ」「楽しさ」をもらったり、作ったりすることです。これがなんの形になるのかは分からないけれど、少なくとももう何かやらなきゃ、に拘るのではなくもう少し居場所の先にある相手を考えたい、自分のすきだと思う感覚を大切にしたい、と改めて思いました。

ここまで読んでくれてありがとうございました。










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