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また、夜中に目覚めてしまった。仕様lがないのないので起き出して、このノートを開いてしまった。なんだかこのノートを開かないと落ち着かない。これを開いていると、何か作業をしているように思えて、自分が安心するんだ。

姉のことを書こうと思って、随分いろいろなものを探すけど、緑綬褒章をうけた記事しか見当たらない。81歳で他界した姉、今年の春先だった。確かその前年の80歳でその褒章を受けて、その折、80本のバラの花とともにお祝いをしたのだった。

姉は人当たりが良く、誰にでも気安く話しかけ、すぐに仲良しになった。そんな気性がこの受賞につながったのだと思う。地域貢献のもったいない精神で活動していたものだ。
元来、料理が好きで、私がたまに行くといろんなものを作ってくれた。それがどれも母の味に似ていて、ずいぶん自分を和ませてくれた。本当にありがとうございます。r

姉とは7歳違いで小さな頃遊んだ記憶がそれほどない。大人になって世話をしてもらった記憶ばかりだ。特に食事時に呼ばれると、いろんな義兄も好きな焼酎を並べて馳走をしてくれた。僕が酔っ払うと、そこらに寝転がりなさいと言って、布団をかけてくれた。優しさの溢れた、気取らないなりふりが今も思い出される。帰り際にはいつも万円札をポケットに捻じ込んでくれた。

その息子は、今やトヨタの重役になっている。まだ40代だが、これも気さくな人物で、将来の日本を担って立つ人間になると期待している。

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