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書籍紹介② 『図解超訳資本論』

こんにちは。ボウズンボーです。

本日は、許成準さんの著書『図解超訳資本論』を紹介します。

この本はカール・マルクス、フリードリヒ・エンゲルスの偉大な功績の一つである『資本論』、それを図解を交えて初めての人でもわかるようにまとめられています。

『資本論』自体が難しい内容となっているため、なかなか全てを把握するというのは大変なことです。

しかし現代に合わせ見事に要点をまとめ上げて書かれている作品であります。

『資本論』は現代に生きる我々だからこそ、知らなければならない重要な内容が書かれています。

仕事など様々な理由で忙しい人だからこそこの本を読んで内容を掴んでおくのは、これから先の人生をどのように生きていくのかということを考える鍵になるのではないかと思っています。

今回はスタートとしてほんの一部を紹介させていただきます。

他者への奴隷・依存により労働者は奴隷となる

 労働者は自分の労働力で作ったほかの商品を売るのではなく、自分の労働力自体を売らなければならない。
 もし労働者が自分の労働力を完全に売ってしまえば、それは自分自身を売る事になり、自分を自由人から奴隷に変える。それは、労働者が商品の持ち主から商品に代わる瞬間である。(P36〜P37参照)

私たちが基本、会社等で働くのはお金を稼ぐため。もっと言えば生計を維持する能力が他にないからです。

そのため会社で働きますが、私たちは決まった時間だけ雇われているため完全な奴隷ではないと言えます。

この本では現代の人々は「自由な奴隷」であると書いています。

今でこそ副業解禁やフリーランスといった働き方の自由が出てきていますが、まだまだ日本の中では浸透しているとはお世辞にもいえない部分があると思います。

奴隷というと過去の出来事、遠い国の話であるというような感覚に陥りますが、資本主義社会に生きる私たちは、資本を持つものたちの奴隷であります。

今はスタートとしてあたりに留めておきますが、いずれ格差社会に否を突きつけていくために発信していこうと思います。

『資本論』をはじめマルクスの書籍はこれからもっと深く、取り上げていこうと思います。

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