殺人のすゝめ〜10のステップで人が殺せる〜

1・気に入らない人間を用意する。
周りが見えない性格、せっかちで、早とちりならなおよし。

2・話があると言って自分の家に呼び出す。
鍵は全て閉めておき、中からは開けられないよう細工しておく。人気のない森や防音設備の整った場所に家を構えている方はそのままで結構ですが、そうでない方は同著別冊の『富士樹海完全網羅マップ』の指示に従って富士樹海の適当な場所に呼び出してください。

3・ケーキ、チョコ、アイス、なんでもいいので糖度の高い加工食品を食べさせる。
甘いもので味覚を麻痺させる効果があります。

4・飲み物に睡眠導入剤を混ぜて対象者に飲ませる。
薬によって効き目に差があるので本書の付録である『最強睡眠薬グッスリン』を3粒ゆっくり溶かしてココアなどの暖かく甘い飲み物に入れてください。

5・対象者が眠ったのを確認したらあらかじめ用意しておいた手錠、足錠、猿轡、目隠し（ホットアイマスクでも可）を取り出してください。

6・それらを対象者に取り付けたら目が覚めるまで待つ。この間に、氷水を用意してください。

7・対象者の目が覚めたら足、手、の順で爪を剥ぐ。
悲鳴が聞きたければ猿轡をとってもよいですが近隣住民への迷惑も考えて夜は辞めましょう。

8・できるだけ痛めつけ、苦しめる。
例.針で鼓膜、角膜、を破る。
その際に気絶したら先ほど用意しておいた氷水をかけると意識を取り戻します。意識が戻ったらまた続けてください。

9・痛みで。ショック死するのを待ち、死んだらそこで…ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

バタンｯ！！！
本を勢いよく閉じる音とともに男のすすり泣く声が聞こえた…
「おい、マジかよ…俺、殺されるのかよ。
森にウッドデッキを建てたから来いよと、久しぶりに呼び出されて変だとは思ったんだ！俺が甘いものが好きだと聞いたからと言って出されたチョコケーキは甘すぎる。その後でてきたココアは少し薬品的な苦味があった。全部…そういうことだったのか！」
男は震える足で窓、扉があかないことを確認。ここに来るまでの道のりすら覚えてないことを思い出し「開いてても無駄か…」とつぶやく。
本に書かれていた残虐な殺し方を思い出し
また震え上がり、叫ぶ「あぁぁぁぁあ！！！」その後、男はいっそ…と舌を噛んでｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


10・前文のほとんどはせず準備のみを行う。
最後にわかりやすいところに本書を置き対象者の前から数分間 消える。戻ると対象者は自殺している。


「周りが見えない性格、せっかちで、早とちり…10（最後）まで読んでれば死なずに済んだのに…」