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コーヒータイム

コーヒータイム
 
 「ブレンド一つ。」
 
 木目のテーブル、赤い椅子、タバコにコーヒー、古本が、混じったようなこの香り。
 
 実家の隣の喫茶店。
 
 ここでの一杯が1日の始まりを告げる。
 
 僕はコーヒーを飲む時、決まって考え事をするんだ。
 
 これをコーヒータイムと呼んでいる。
 
 今日はタバコについて考える。
 
 草を詰めて、火をつけ、吸う。
 
 なんだこれ、そもそもなんで、初代喫煙者は草を燃やして、その煙を吸おうとしたんだ。

 
 米ならわかる、育てて炊いて飯になる。
 
 帽子なんかも紡いで編んで、日除けになる。
 
 草を燃やして、煙を吸う。
 
 いや、咳き込むだけだろう。
 
 草を燃やしてる時に、大麻でも混じっていたのだろうか。
 
 それとも、煙を飲み込めば、体の芯から温まると思ったのだろうか。

  考えが巡り、コーヒーをすする。
 
 うん、ググろう。
 
 「タバコを使用したのは北米の先住民と言われ、一説によると年代は8000年前まで遡ります・・・太陽を崇拝するマヤ族は、火と煙を神聖なものとし、神官が神前でタバコの煙を吸っていたといわれています。」(ソニー健康保険組合)
 
 なぜ、タバコなんだ。

 腑に落ちない。
 
 今日も、答えを探すコーヒータイム。
 
                 おわり。

 自分の時間に没頭していると、ふと、何でもないことが気になります。

 皆さんも、そういった経験ありませんか?
 
 納得がいかないと、ずっとそのこと気にしてしまい、作業に集中できないことがあります。

 皆さんも、コーヒータイムにはくれぐれもお気をつけて。

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