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南海トラフ地震臨時情報が発表されて

8月8日16時43分に日向灘沖で最大震度6弱を観測する地震が発生。
地震の規模がマグニチュード7.1、
震源の深さが30km
その後、南海トラフ地震臨時情報(調査中)
が発表され、地震発生から約2時間半後に
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)
が発表されました。運用されてから今回が
始めてのケースです

巨大地震注意が発表されるケースは
・異常なスロースリップ
・想定される震源域内でM7クラスの地震
今回はM7を超えて南海トラフ地震と同じ
メカニズムの地震、一部割れの判断で
巨大地震注意が発表されました

今回は巨大地震注意でしたが
さらに注意が必要な情報として
巨大地震警戒があります
巨大地震警戒が発表されるケースは
・プレート境界でM8クラスの大地震
が該当します。半割れケースのことです
西側(四国沖〜紀伊半島西側)もしくは
東側(紀伊半島東側〜駿河湾)で巨大地震
が発生すると発表されます

過去の南海トラフ地震を振り返ると
様々な傾向がみられます
1707年の宝永地震では、駿河湾〜四国沖
まで連動して大地震を引き起こしました
1854年は紀伊半島東側〜駿河湾を震源と
する安政東海地震が発生し、約31時間後に
紀伊半島西側〜四国沖を震源とする
安政南海地震が発生しました
1944年には昭和東南海地震が発生
その2年後に昭和南海地震が発生してます
過去を振り返ると、発生パターンや時期
は様々で予測はできません!

今回発表された巨大地震注意は
1週間を目途に異常が見られなかった場合
解除されるでしょう。しかし、解除された
から安心と思ってはいけません
日頃からの防災に対する意識は高く持ち
いざ大地震が発生してもしっかりとした
行動が取れる様にしなければなりません!
また、今回は巨大地震注意が発表後に
スーパーなどで過度な買い占めが有ったり
SNSで誤情報を流す者もいました

南海トラフ地震臨時情報を正しく知り
正しく恐れて粛々と防災対策を進めて
いかないといけません




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