長崎あんでるせん(行方不明のスプーン)

令和5年2月長崎あんでるせんに行ってきた。
「四次元パーラーあんでるせん」という喫茶店。
コロナ以降は食事提供はやめ、マジックショーだけとなったようだ。

30年ぶりのあんでるせん。
小林正観さん他が紹介しているのを見て、久しぶりに行きたくなった。

今回も30年前もふらっと一人で。
当時、たしかタバコを10円玉に通すスゴイ人がいると聞いて、不可思議現象が好きだった私は川棚までトコトコ電車に揺られて一人旅。

今と違い電話予約する必要はなく、先着順でお店の中に入っていけた。
残念ながらカウンターは取れず、一番端っこの最後席でマスターのショーを見ることに。

聞いていたより、すごかった。
タバコを硬貨に通すだけでなく、出身地を当てたり、近未来を予知したりしていた。
出身地を当てられた沖縄のおばさま団体は驚いていたし、帰りの電車のダイヤが遅れるという予知もそのとおりになった。

30年前、私もショーに参加させていただくことに。
分厚い英語のペーパーバックの中から単語を選び、テレパシーでマスターに送るというもの。
私が選んだのは「tree」
「あー、きました、きました」とマスターは言った。
不思議なことに、私がテレパシーを送ったタイミングでマスターはそう言った。
その時、この人は何かしら能力がある人だなと確信した。
もちろんマスターは「treeですね」と。

悔やまれるのがその時マスターが、「参加してくれたお礼に曲がったスプーンをあとであげますね」と言ってくれた。
その時の私は、どうして曲がったスプーンがプレゼントなの?と思っていて、「あ、いいです」とマスターのお礼を断ってしまったぁ。。
その時、一瞬マスターの顔が曇ったような気がした。
お礼にといってくれたものを断るなんて。。
失礼なことを。若い私。。
今思えば、あの時マスターのパワー入りのスプーンを受け取っていれば、こんな遠回りせず今の私にたどり着けていたのかもしれない。
これも人生か。

30年ぶりのあんでるせん。
ショーが終わった後、マスターのサイン入りのスプーンを買い、30年ぶりにGET。
家に帰り、大切に窓の棚にスプーンを飾った。
ところが、今なぜかそのスプーンが消えた。
4月までは確かにあったのに。

棚から移動させた時に誤って捨ててしまったのか。いやそんなはずはない。
大切にしていたし、だいいち金属音がして分かるはず。

マスターは物をテレポーテーションさせることができるらしい。
マスターの仕業だと思いたい自分がいる。
でも今回は私の不注意なのか。
ま、またスプーンを買いにあんでるせんに行けばいいだけのことか。

長崎あんでるせん 続く










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