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(染色5)ブロックプリンター向井詩織さんのワークショップに行きました

インド更紗に引き込まれて
暇さえあれば更紗、更紗…とWEB上を彷徨う
必然的に、向井詩織さんに辿り着く
会ってみたい!仕事がみたい!!
名古屋開催のワークショップへ

ブロックプリントとは

文字通りのブロックでプリントしている布をブロックプリントという
型紙ではなく、木などで作ったブロック(日本人的には、ハンコという方が分かりやすい?)で模様を展開していく

ブロックプリント🟰インド更紗
と言っても良いぐらい、とりあえずインドなのだ

染色に関しては、とにかくインドは先進国
歴史的に西欧各国も日本もインドの布に憧れて真似てきたといっても良いはず

向井詩織さんの作品

そんな染め物の国インドでムスリムの男性に混じって制作している日本人女性、その人が向井詩織さん
Instagramや実際の個展で作品を見ると、とっても繊細な表現でブロックプリント?って一瞬戸惑うぐらい正確に模様が展開されているけれど、伸びやかで余白の部分が潔く美しい

天然染料で染めたブロックプリント
向井さんの東京の個展より

いわゆるインド更紗を再現されているというより、インド人ではないアーティストがインドでブロックプリントをしたら生まれたと言った方が馴染むような作品

ブロックプリントは超絶アナログな世界で、ブロック一個一個ぺったんぺったん押して作る
だから、このぺったんぺったんは、誰でも子供でもできるのでワークショップが可能らしい
向井さんに辿り着いてから、WEB上でストーカー状態になっていたつもりだったが、私の生活圏の関東開催のワークショップを見逃してしまった

落ち込んでいたら、名古屋金山24pillars gallery開催のワークショップを発見!行くっ!

ちょうど京都の田中直染料店の講習会の次の日で行きやすい、京都ー名古屋の染め物旅行へ

ワークショップでぺったんぺったん


展示されていたブロックプリント
天井の高い会場に映える

まずは、いわゆるインド更紗を教わる
ブロックが3個、3色で模様ができていく

インド更紗の木版
一個一個ぺったんぺったん

ぺったんするだけでドキドキ
柄がつながるようにできているので、前に押した木版の柄とつながっているのか!というのもドキドキ
上手くいったら拍手して、ちょっとズレたら笑顔が溢れる
ぺったんぺったんってシンプルな作業は、シンプルに楽しいのだ

一通りの説明と実演が終わると、自由制作の時間になる
本場のホンモノのブロックもあるし、消しゴムや木などブロックが準備されている
向井さんは参加者に染め方の説明はするけれど、方法を押し付けない、それが楽しいにつながっている
私は、参加するにあたって自作の顔の消しゴムハンコを持参していたので、使っても良いのか聞いてみるとあっさりokが出て、出来た布がコレ


あらかじめミロバランで媒染された布に
ぺったんぺったんした状態の布
まだ定着していない仮の姿


最終形がこちら
ちょっとシブい色合いに


ワークショップに参加した時は、このテリーさんの顔ハンコを染料で染める方法が確立していなかったので、感動しながらぺったんぺったん
カッコよく仕上がって、ニマニマ


参加した皆さんの制作途中の布たち

参加者みんなが、作品を乾かしつつ
向井さんのインドでの制作の様子などのトークを楽しみ終了へ
写真を撮り損ねたけれど、途中のランチも美味しかった

憧れの向井詩織さんは、優しくて美しい女性
ご本人は、さらっとインドで男性だけの環境で制作しているとおっしゃるが、何処にとんでもないパワーが隠れているのと思うほど自然体
異国で異性だらけの環境でって、もう想像の域を超えている
本当にスゴイ

向井さん、本当に応援しています
また、素敵な作品を生み出してください

こんなに楽しくて充実したワークショップは初めてだった記念で色々書いちゃった
思い出すだけでも幸せな気持ちになれる…


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