ADHDを乗りこなす①
久々にブログかnoteでも始めようとして、noteにアカウント作ろうとしたら5年前すでに作成済みだったので、5年目にして初の記事を投稿します。
1.投稿内容のテーマ
最近、自分が発達障害のADHDであることが判明したので、主にADHDへの対処の仕方について投稿して行きたいと思います。まだ診断されたばかりなので、これからどう付き合って行けばいいのか試行錯誤する様子を記録し、自己分析するとともに、同じように悩んでいる人には一つの対応事例として提供できればいいなと思います。
その他、ネタが尽きたら思いつきでなにか書くかも。ADHDだけに。
試行錯誤の記録になると思うので、基本的に短文が多くなると思いますが、今回は初回なのでやや長文。2回に分けて書きます。
2.ADHDとは
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、一言で言うと、「生まれつきの要因で」めちゃくちゃケアレスミスが多い人です。本当は「多動」というぐらいなので、落ち着きのなさも重要な症状なのですが、これは大人になってからは軽減されることが多いそうです。ADHDといっても人によりその症状の出かたは大きく違い、私の場合、「注意欠陥」が非常に色濃く残っていますが、「多動」は少年期からもそこまで激しくなく、大人となった今は一般人と変わらないレベルだと思います。
人によりその特性の出方は様々ですが、私はこんな感じ↓
・町内の回覧板を回すために玄関まで来たが、ついでにスーパーに行こうと考え、マイバッグを持ったら回覧板を持たずに出てしまった。
・人の顔と名前がなかなか一致しない。
・ミスが無いように何度も何度も繰り返して文書をチェックしたが、文書タイトルが明らかに違うのに気付かなかった。
・明らかに不可能なスケジュールなのにやれると思ってしまう。
・このままでは明らかに間に合わなくなるのに行動しようとしない。
・物事を順序立てるのが苦手。
・Aと言う作業を行って、8割方できたところから最後の完成まで進めずに、別のBやCの作業に目移りしてしまい、結果的にAもBもCも完成していなかった。
まあ大体こんな感じです。客観的にみると「それってただのサボりでは?」とか、「集中力ないだけ」「甘え」とか見られることが多いそうです。自分もそうでした。
3.ADHDの自分を知り、乗りこなすために
最近、医者に、ADHDでまず間違いないと言われました。本などの事例からそうかもしれないとは思っていたものの、医者に診断されるとウッときます。
ADHDだからといって、社会は大目にみてくれません。普通の人と同じ仕事をする以上、同じレベルの結果が求められます。「じゃあADHDの診断されるのって何もメリットないじゃん」と思うかもしれませんが、違います。少なくとも自分には意味がありました。
それは、「自分のこの弱点は、努力不足なのではなく、生まれ持った特性だったんだ」という認識の変化です。自分の個人史におけるパラダイムシフトと言ってもいいと思っています。
前段でADHDの特性について話しましたが、これだけ抜けまくるとまともな社会人として過ごすのは非常に辛いものがあります。実害を被る人からは相当なダメ出しを喰らい、その度に弱点をどうにかして治そうとずっと努力を続けてきました。
でも、ダメなんですよ。
続かないしキャパオーバーすると情報が整理できなくなるし、上手くいかないんです。どんだけ一念発起して頑張っても無理で、これが続くと自分は本当にダメな人間だ、能力も精神力もないんだ、と自己嫌悪に陥ってしまいました。
ADHDの診断を受けることによって、それが自分のサボりではなく特性なんだ、と認識することができました。この弱点を克服するのではなく、弱点を認め、それを様々な手段でカバーしつつ、自分の強みを引き出していく、これを「ADHDを乗りこなす」という表現で人生の目標にしたいと思っています。
ADHDはケアレスミスなどの弱点に悩まされることが多いですが、得意不得意が偏っているだけで、判断の速さ、発想力、行動力、没頭力などはむしろ恵まれているケースも多いです。
次回からはADHDを乗りこなすために、どういう手法が適切か、こう対処したらこういう結果になった、ということを、失敗例も含めて書いていきたいと思います。
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