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今更聞けない一眼レフとミラーレスの違い 初心者編①
こんばんは、げんたです。夜勤のバイトが暇すぎるので、初心者向けの記事を書いてみようと思います。コロナ禍も長引いて、写真の熱が冷めてしまったり、始めたいけど迷っている方も多いのではないでしょうか?
昨今のフィルムブームもあり、デジタルは避けてきたという方にも分かりやすく書いていけたらいいなと思います。
意外とカメラ始めたばかりの方だと、ミラーレスより一眼レフの方が性能が良さそうとか、プロなど仕事するなら一眼の方が良いよねと思いがちですが、実際そうでもありません。
SNSで有名なフォトグラファーさんも広告や雑誌のフォトグラファーさんも今はミラーレスが主流になりつつあります。これを見て自分に合うのがどちらか参考になれば幸いです。
①ボディのサイズ
これは見てわかるように、一眼レフは大きく重く、ミラーレスは小さく軽いです。その理由としては、一眼レフには後に説明する光学ファインダーが搭載されており、中にミラーやペンタプリズム等が入っている為大きくなります。
レンズもそれに応じたサイズ、重量になるので、軽さを重視するならミラーレスがよいでしょう。ただ、小さいと男性など手の大きい方は小指が余る可能性があるので、そういう方は一眼レフもしくはミラーレスに縦位置グリップを装着すると良いでしょう。
②ファインダー(OVFとEVF)
僕が思うに一眼レフとミラーレスの1番の違いはこのファインダーです。エントリー(入門機)のミラーレスだとそもそもファインダーが付いたなかったりもしますよね。
ただ、ファインダーって付いてればいいかというとそうでもありません。いわゆる光学ファインダー(OVF)か電子ビューファインダー(EVF)かで大きく見え方が変わります。
少し脱線しますが、インスタを始めたぐらいの時にはみんなタグで#ファインダー越しの私の世界とか付けがちですけど、あなたの使ってるカメラ、ファインダーついて無くね?って思ったりします。
光学ファインダーの特徴
・クリアで実際に目で見る景色と同じ様に見える。
・実際の像をそのまま見ているのでラグが無い。
電子ビューファインダーの特徴
・写真の明るさを確認しながら撮影出来る。
・返還された映像を見ているので少し遅れがある。
大きく分けると、この様な違いがあります。割と結論に近いのですが、今あえて一眼レフを選ぶのは、この光学ファインダーが必要な方ぐらいかなと思います。
光学ファインダーの良さを一言で言うと、『目で見た物と全く同じように見える』事です。1秒単位で争う様な撮影の際、この見え方で遅れがあると、命取りになります。ジャンルで言うと、スポーツやブライダルがこれにあたります。
スポーツや結婚式で今上手く撮れなかったから、もう一回やり直してなんて事は出来ないですよね?こういった一瞬を確実に撮りたい人は一眼レフの方がオススメです。それ以外の方は、ミラーレスが良いと思います。
なぜかと言うと、ミラーレスに搭載されている電子ビューファインダーは少し見え方の遅れ方があるものの撮影時に仕上がりの明るさを確認しながら撮ることが出来ます。一眼レフの場合だと撮って、モニターを確認しないとどのくらいの明るさで撮れたかが分かりません。その為、失敗する確率が減ります。
電子ビューファインダーは一昔前までは、すごく映像感が強く、見てると気持ち悪いと言う方もいましたが、最近はとても綺麗になってきています。個人的にはミラーレスでもニコン、パナ、キヤノン(R5、R6)らへんは光学ファインダーに劣らないぐらい綺麗では無いかと思います。
この点を踏まえて、ジャンルとしてブライダル、スポーツを撮りたい方は一眼レフ、それ以外の方はミラーレスを選ぶのがオススメです。
③オートフォーカス
次に違いとなるのがオートフォーカスです。一眼レフは位相差AF、ミラーレスはコントラストAF、像面位相差AFといったAF(オートフォーカス)を採用しています。名前は別に覚えなくて良いですが、特徴は把握しておきましょう。
位相差AF(一眼レフ)
・ピント合わせが速い
・ピントの合うエリアが狭い
コントラストAF(ミラーレス)
・ピント合わせが遅い
・ピントの合う範囲が広い
像面位相差AF(ミラーレス)
・ピント合わせが速い
・ピントの合う範囲が広い
こういった性質の為、先ほど言った様に一眼レフだとピント合わせが早いので、スポーツなどに向いています。しかし、ピントの合う範囲(フォーカスエリア)が狭いので画面端に被写体が来るとピントが合わない事があります。
一方、コントラストAFの入ったミラーレスだとファインダーで見え方に遅れがある上にピント合わせも遅いので、あまり動く物を捉えるのには向きません。しかし、止まっている物や動きがあるけど速く無い物に対しては画面の端に寄っていたりしても、しっかりピントを合わせてくれます。
ですが、ミラーレスが主流になった要因として一役買ったのが、像面位相差AFです。像面位相差は簡単に言うと、位相差とコントラストの良いとこ取りをしたAFで、ピントが合うのも速いし、画面のほぼ全体にピントが合うという優れたオートフォーカスです。最近のミラーレスは、動画需要にも合わせたAFを作っているので、追従性なども優れています。
一回被写体を決めるとピントを合わせ続けてくれる機能などもミラーレスの方が優れているので、Vlogやyoutubeを撮りたい方もやはりミラーレスの方が良いと思います。
④使えるレンズの種類
使えるレンズの種類はメーカー毎に異なるのですが、純正やサードパーティ(社外品)の数は一眼レフもミラーレスもあまり変わらなくなってきました。基本ミラーレスだと同じメーカーの一眼レフのレンズが使えるように純正のマウントアダプターがあるので安心です。
フィルム時代などのオールドレンズを使いたいという方はミラーレスの方がフランジバックが短く、使えるレンズが増えるので、ミラーレスの方がオススメです。
あと、オールドレンズ使うならソニーが良いよねと言う方もいますが、あまり気にしなくて良いと思います。ソニーがフルサイズミラーレスを早くから初めていて、2014年に発売したa7iiにオールドレンズを付けて運用していたので、そのイメージがこれまで残っているみたいです。
ソニーはオートフォーカスが持ち味なのに、オールドレンズは基本MF(マニュアルフォーカス)になるので、良さ殺してるじゃんというのが僕の感想です。それってあなたの感想ですよね?というひろゆきみたいな方の異論は受け付けません。
オールドレンズ中心で進めたい方はさっき上げたa7iiでも良いですし、Nikon Z5やEOS RPなどの安価なフルサイズミラーレスを買って運用していくのが無難だと思います。
ちなみに一眼レフだとオールドレンズをつけるにあたって、結構使えないものも多いので、どうしても一眼レフでオールドレンズを使いたいと言う方は事前に対応しているか調べておきましょう。
大きくこの4点を踏まえておけば自分の使いたい機種が分かるはずです。お金がたくさんあれば両方持ってても良いと思いますし、用途や使用頻度に合わせて選んでいくと良いでしょう。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
それではまた。
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