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2020年 お気に入り音楽

2020年、1年間を振り返るいい時期なので記録しておこうと思います。
韓国に住んでいるので自然と韓国の音楽が多くなりますが、これも楽しい感じです。

【今年のお気に入りアーティスト】


ITZY


2019年デビューしたJYPのガールズグループ。
IZTYというすごい新人グループが登場したというのは知っていたけど、自分から検索して聞くことがなかったんですね。「NIZIプロジェクトのオーディション番組が面白いよ~!」と友達が言ってたので、なんとなくYOUTUBEで見たのが「リマチームのICY」でした。このメンバーのパフォーマンスがとても良かったので何回も見ることに…。そして「オリジナルは誰が歌っているんだろう?」と調べたらITZYでした。

「ICY」…カラフルなミュージックビデオ、個性的な声、上手な歌、生き生きした表情、そして見事なダンス!
デビューして1年数カ月、初めてその存在のすごさに気づきました。(「今頃ごめん…」と心の中で謝ってしまった)。この1曲で大ファンになりました。

その後、デビュー曲の「DALLA DALLA」(この曲がいろんな最短記録を作っていたのもニュースで知ってましたが、聞いてなかった)、3曲目の「Wanna Be」も聞きました。この2曲も本当に大好きです。自己肯定感、自尊感情の大切さを思い起こさせる…というか、高めてくれる楽曲です。私は自分用アファメーション動画を作った時、「DALLA DALLA」を使いました!

あと「Letter To Midzy」というインタビュー動画があるんですが、メンバー一人ひとりの言葉に涙をこぼすくらい感動~!この動画についても、いつか記事に残そうと思っています。


BTS 特にV


BTSは世界的に超人気グループになりましたが、私は去年(2019年)に初めてじっくり音楽を聴きました。友達がBTSのファン(ARMY)で、「すごい良いから聞いてみて~!」とCDを数枚貸してくれたのがきっかけでした。そのおかげでプレイリストに入れる曲も10曲くらいできました。BTSの曲をきいているうちに大好きな声の人がいて、それがV(キム・テヒョン=テテ)でした。子供には「Vがイケメンだから好きなんでしょ?」と突っ込まれています。

V自作の曲があるというので聞いてみると、とても叙情的でビックリしました。その曲は「Winter Bear」です。こういう感性なんだ…!なんていうんだろう。ブルーの髪の毛のVが、セピア色の風景写真のようなこの曲を作ったとは。そこからVの奥深さに関心を持つようになりました。

iTunesチャート、世界114ヶ国で一位になった「Sweet Night」も聞けば聞くほどいい曲ですね。静かな夜にピッタリだけど、イヤフォンをして目を閉じて聞けば3分34秒でヒーリングができる感じです。

あとBTSのアルバム収録曲で、Vが作詞作曲にかかわった「Inner Child」
この曲、大好きです。Inner Childという心理学で使われる単語をタイトルにしたことも「あ・素晴らしい」と思いました。私は星が大好きなんですが、歌詞の中に「天の川」があるのも嬉しいです。
Vの声、爽やかで高揚感のある曲にもよく似合いますね!


DAY6

JYP所属のバンドです。バンドになるということで、メンバーが一番ビックリしたんじゃないかと思います。(練習生の時ダンスチームにいたメンバーもいる)。楽器も練習しないといけないし、作詞作曲まで課題として出されていたので、デビューするまで(そしてデビューしてからも)厳しく育てられているグループというイメージです。

切磋琢磨のおかげで、たくさんの名曲が生まれています。歌詞は主にYOUNG-K担当ですが、その感性が多くの人の心を動かしています。

今年発表された「Zombie」は、疲れ切ってぼーっと一日が流れていき、ただ眠りにつく時間を待つ心の状態の歌なんですが、「ああ、わかるよ。その気持ち!私もそうだもん!」とすごい共感できて、なんか癒されるんですね。ちょうどこの歌を聞いた頃、私が特にそういう気分だったことも大きいですが、この歌詞を共感できる人は多いだろうと思います。

Amber Liu(アンバー)

大好きだったグループF(x)アンバーです。
F(x)は2015年に発表したアルバム「4Walls」の後、不完全燃焼で空中分解してしまいました。2016年の夏くらいから、ファンは新曲やアルバムを待ち続けてたんですけどね~。残念すぎる。

F(x)の楽曲がエレクトロ・ポップで韓国の他のグループにはあまりないタイプだったんです。私はPet Shop Boysの音楽が大好きなんですが、「PSBの2人がF(x)の曲を聞いたら気に入るだろうなあ。」と思ってたくらいです。すると2015年のMAMA(Mnet Asian Music Awards)で、なんと夢の共演~!すごくいいステージでした!

話しがずれました…。
2015年から数年間、一番もどかしかったのはF(x)のメンバーですよね。
特にアンバーは作詞作曲の勉強もしながら過ごしてたそうです。
(F(x)の楽曲、「Good bye Summer」はアンバーの作曲)

2019年に所属会社のSMとの契約を終了後、アメリカで暮らしているアンバー。「最近どうしているんだろう?」と検索すると、たくさん歌を作っていました。その中の一曲「Stay Calm」が大好きです。曲の雰囲気、そして歌声、全部いい!特に歌詞は「本当の自分を見つけ、自分らしく生きていく」という内容です。なんとなく、アンバーって立派な魂の人なんだろうなあと感じます。


PET SHOP BOYS

1988年、私が初めて韓国を体験した頃にPET SHOP BOYSのファンになりました。セカンドアルバム(’87年)は評判もすごく良かったので知ってたんですけど、関心が向かなくてその時はPSBを聞きませんでした。
ところが、たった1年後に(海外で聞いたからか…?)とにかく大好きになりました。その曲は「Always on my mind」。それ以降、ずっとアルバム購入してます。お兄ちゃんみたいな人生の先輩たちが新しい音楽を作っているということが、私にとってはすごい刺激になるんですよね。

2020年の幕開けと共に、ニューアルバム出ました!「Hotspot」
シンセのピコピコ。ノリノリ。しんみり。ちょっと考えさせられる歌詞。なによりもニールの声は、30年以上音声の研究をしてこられた方が「ここまで優しい声は初めて」と言うくらいのヒーリング・ボイスです!

今回のアルバムの中の超お気に入りは「Only the Dark」という、とてもきれいな曲です。「怖がらないで。暗闇があるから星が見えるんだよ。」
人生でもありますよね。暗闇。そういう中でこそ、自分が本当にしたいこと、好きなこと、行くべき道が見えてくるから、暗闇もありがたいですね。
今年、この曲ほんとたくさん聴いたなあ…。


イ・ムンセ(이문세)

’80年代から活躍している人ですが、私はじっくり聞いたことがありませんでした。国民歌手といわれるくらいの有名な歌手なのに…。
今年、放映された週末ドラマ「一度行ってきました」。(私は毎週見るのではなく、最終回まで終わった後、時間ある時に集中して見るタイプ)のサウンドトラックに使われていたのが、イ・ムンセ봄바람<ポム・パラム>(春風)」でした。

ドラマもすごーく良かったですね~。韓国の人の「心」の深さ、温かさ、そして表現の仕方は、ドラマを見ても学ぶことができます。韓国の人達はがっかりしたり、傷ついた時、はっきりとそれを表現します。時には大声で…
でもその分、相手の気持ちを聞くこともできるし、その後「そんな理由があったのか!」と、以前よりもかたい絆が生まれたりするんです。

「봄바람<ポム・パラム>(春風)」は2015年、イ・ムンセが50代後半に発表した曲です。うちの子供はドラマにこの歌が使われていたのを聞いて「何年か前の曲、使ってるんだなあ」と思ったみたいです。でも私は初めて聞いたので(世の中に関心なかったのか?)、とても新鮮で「わー、いい曲だなあ」と素直に感じました。声の質がとても柔らかく、おしゃれな感じの曲調によく合ってます。

若いカップルをほほえましく見ながら、それでも「春風のように僕の心を揺らした君。いつまでも君は僕にとって春のような人」という歌詞は、ある程度の年齢だからこそ味が出るんだろうなあと思います。


おまけ SSAK3(サクスリー)

バラエティー番組から生まれたグループです。
大人気のMCユ・ジェソク、ダンス歌手の大御所ピ(RAIN)、そして元アイドルその後ソロでも成功したイ・ヒョリの3人がメンバー。これだけでも話題満点です。90年代の夏のダンスミュージックを復活させよう、という目的で結成されました。90年代はとてもたくさんあったのに、今はなぜか見ることのない男女混合グループ、という点も懐かしい感じです。

SSAK3で新曲も出しているんですが、私のお気に入りは여름 안에서 (In Summer)」。これは90年代に大ヒットしたDuex(デュース)のカバー曲です。当時初めて聞いた時から、幸せ感があふれ、真っ青な空と海が目の前に浮かんでくる夏の歌でした。時々「あの曲好きなんだけどなあ…」と思い出して聞きたくなる曲、それをカバーしてくれて個人的に感動しました!

2020年風に音が洗練されていること、そして3人(ゲストでもう一人歌ってるから4人だな)の声の色というか声質がとても心地いいことで、原曲よりも好きかも。

幸せな気分になるので、早朝のジョギング時に聞く音楽リストに入れてました。今でもITZYの曲と「여름 안에서 (In Summer)」を聞くと、ランニングコースが思い浮かびます…。


2020年のお気に入りアーティストと大好きになった曲のおかげで、ある時は心を癒されたり、ある時は幸せな気分を味わったり、日々を豊かにしてもらいました!どうもありがとう~!


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