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城南信金訪問記

7月に発売され、いまも五反田ではベストセラー街道爆進中の『世界は五反田から始まった』。最近はおかげさまで増刷も決まりました!
 
そんな『世界は五反田から始まった』の著者、星野博美さんと弊社代表・上田洋子の2人が、本日9月22日、城南信用金庫さんの川本恭治理事長にご挨拶する機会をいただきました。
 
城南信金さんは五反田に本店のある大手信用金庫。さまざまな社会貢献に取り組んでいることでも知られています。城南信金さんでは、最近、『ゲンロン12』の巻頭対談にもご登場いただいた東大教授の宇野重規さんを招いて講演を開催。その席で宇野さんが『世界は…』を紹介し、理事長の川本さんが興味をもってくださったことがきっかけで、面談が成立しました。

山手通りから望む城南信用金庫本店。まさに五反田の城。
五反田の本を出したからにはいちどはご挨拶に行かねばならない聖地だ。
左から川本恭治理事長、星野博美さん、弊社の上田洋子。

緊張気味のゲンロン一同でしたが、川本さんは暖かく迎えてくださり、歓談は1時間以上に及びました。川本さんと星野さんをつなぐ五反田や紀州の縁、コロナ禍での金融機関の課題、「信用金庫の神様」と呼ばれた3代目理事長・小原鐵五郎氏の哲学まで、じつにさまざまな話題が語られました。すべてをご紹介できないのが残念です。

城南信金さんでは2012年から「よい仕事おこし」という社会貢献プロジェクトに取り組んでいる。そのひとつ、「興し酒プロジェクト」で造られた純米大吟醸「佳酔 絆舞」。全国47都道府県のお米をブレンドして醸造されている。もっともお米の入手に苦労したのは東京都だとか。

面会のあとは、理事長みずから、1970年に竣工し、昭和の香りの残る社屋内を案内していただきました。1階にはだれでも入れますので、みなさんもぜひいちど覗いてみてください。10階には貴重な歴史がつまった資料室があり、4階には赤絨毯の立派なホールも。いつかここでゲンロンの講演をできたらいいね、と夢を語り合いながら2時間弱の訪問を終えました。

資料室で古い五反田の地図を覗き込む星野さん(右)と上田。
じつは城南信金さんの本店は最初はゲンロンカフェのすぐ近くにあった。

ゲンロンはこれからも五反田を愛する企業としてがんばっていきたいと思います。お忙しいところ時間をとっていただいた川本理事長、そして城南信金の社員のみなさん、星野博美さん、本日は本当にありがとうございました!

(記事と撮影は、城南信金本店ビルとひとつ違い、1971年生まれの東浩紀です。)

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