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5月後半のイベントも見逃せない!今月も「ゲンロンカフェへおいでよ!」

先日発表した通り、6月からゲンロンカフェの会場観覧価格を大幅に値下げいたします!

新型コロナウィルスの影響もあり、約2年間の無観客開催を経て(その後再びの無観客開催もありました……)本格的に有観客でのイベント開催を再開したゲンロンカフェ。
シラスもオープンし、さまざまなイベントスペースでも「配信」が当たり前になりつつありますが、それでもなお、リアルで集まることで伝わるもの・感じるものがある。それを見つけるきっかけにしていただけたら、と思っています。

5月後半のイベントはレジェンド揃い!

そして会場観覧価格の変更は6月からなのですが、5月後半も大変豪華な、レジェンド揃いのイベントが控えています。

まず火曜日に実施するのが『編集の提案』(黒鳥社)の刊行を記念して開催する「津野海太郎 × 宮田文久 × 仲俣暁生 時代を超える編集の夢──君は『津野海太郎』を知っているか」。
今年で84歳を迎えられた津野海太郎さんは、植草甚一やリチャード・ブローティガンなどの著作の出版にも携わり、雑誌『本とコンピュータ』の編集長も務められるなど出版の分野に加え、演劇の分野でも長らく演出家・プロデューサーとしてもご活躍。樹木希林さんらとも深い交流がありました。
まさに「伝説の編集者」というべき津野さんと、その編集論を編みなおした現役バリバリの編集者・宮田文久さん、そしてちょうど2人の間の世代にあたり、津野さんともお仕事をされたこともある仲俣暁生さんの3人で、時代を超える「編集」という営みについて語り合います。
出版・Web媒体関係者の方、そういった業界に興味のある学生の方はもちろん、本書は「仕事論」としての側面もありますので、ぜひ様々なお仕事の方にお越しいただけたらと思います。

続いて18日水曜日に開催されるのが「五十嵐太郎 × 浅子佳英 × 倉方俊輔
建築は言葉で牽引されてきた──『現代建築宣言文集 [1960-2020] 』で辿る60年
」。こちらは2022年2月、彰国社より刊行された『現代建築宣言文集 [1960-2020] 』の刊行記念イベントとなります。
昨年5月に開催し、大きな反響を呼んだ伝説のイベント「いまこそ語ろう、ザハ・ハディド」以来のゲンロンカフェご登壇となる五十嵐太郎さんが、菊地尊也さんとともに編集を担当された本書は、未来の都市のあり方を構想したメタボリズムが生まれた1960年代から、ポストモダンの思想が花咲いた1980年代、グローバリゼーションが到来した2000年代、東日本大震災が発生し新国立競技場建設が社会問題となった2010年代まで、現代の建築概念を揺るがしてきた建築家や批評家による50の言説を再録・解読したアンソロジー。
本イベントでは建築家の浅子佳英さん、建築史家の倉方俊輔さんをお招きし、本書に収録された建築界のレジェンドたちのテキストをじっくりと読み解いていきます。

そしてその翌週、25日(水)はシリーズ「ニッポンのマンガ」の第16弾となる『水野良 × 大井昌和 × さやわか ゲームが変えたフィクション──ロードス島戦記とファンタジーの30年』。
今回ゲストにお招きする水野良さんは日本にTRPGを広めた草分け的存在「グループSNE」設立に参加。PCゲーム雑誌「コンプティーク」にTRPGのリプレイを連載し、それらを基にした小説『ロードス島戦記 灰色の魔女』で小説家としてデビューを飾ります。ライトノベルの嚆矢となり、幅広いメディアミックス展開もされセンセーションを巻き起こした本シリーズについて、さやわかさんは「日本のエンターテインメントの大きな転換点になった」といいます。
本イベントでは「ゲーム的な想像力」がフィクションにどのような影響を与え、どのように更新されているのかを探ります。水野良さんのお名前をご存じなかった方も、ゲームはやらないな、という方も「フィクション」に触れる機会のある方は必見のイベントです。どうぞ会場でご覧ください!


今月も「ゲンロンカフェへおいでよ!」

ゲンロンカフェのイベントは途中入場・退場ももちろんOKですし、会場ではシラスの番組がお得に視聴できるクーポンコード付きのシラスカード、通称「シラカ」などの限定グッズも販売しています。

見逃せないイベントが続くゲンロンカフェ。会場でお待ちしております!

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