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「おっさんずチェルシー」1

今シーズンのチェルシーは大きな不安を抱えながらリーグ戦開幕を迎えました。
大エースにしてチームの象徴であるアザール、
長年チームでディフェンスリーダーを務めてきたダビド・ルイスの放出。
契約違反による補強禁止処分やマウリツィオ・サッリ監督の1年での解任などがあっからです。
自分は正直、今シーズンは厳しい戦いが続くと思っていました。

しかし、開幕戦は大敗を喫したものの、フランク・ランパード監督の下。エイブラハム、マウント、ハドソンオドイ、ジェームズ、トモリら若手選手が台頭。リーグ戦4位(2月5日現在)、チャンピオンズリーグのグループステージを突破など、自分が想定してたよりも好成績を残しています。

メディアは彼ら若手選手のことを「ヤングチェルシー」と呼んでいます。


しかし、ここ数試合。ジルー、ペドロ、マルコス・アロンソ、カバジェロのベテラン選手達が大きな活躍を見せています。
(ウィリアン、アスピリクエタの2人は序盤から主力として活躍)

今回は彼らベテラン選手へ敬意を示し「おっさんずチェルシー」と呼び、「おっさんずチェルシー」がチームにどんな事をもたらしているのか2回に分けて書いていきます。


今回はジルー、ベドロの事を書いていきます。


ジルー

今年のチェルシーにはエイブラハム、バチュアイ、ジルーの3人のCFがいます。
1番序列が高いのはエイブラハム、つい最近まで2番目にバチュアイ、3番目にジルーという並びでした。冬の移籍期間、ジルーは放出の噂が後を経ちませんでした。しかし、ランパード監督曰く、「彼は人としても選手としてもプロを貫いた。」と一体何があったのか分からないが、チームに残ることを決めました。

ちょうどその時、エイブラハムの怪我が重なり、2月18日のマンチェスターU戦でジルーは久しぶりのベンチ入りを果たしました。スタメンのバチュアイに代わりジルーは途中出場。得意のポストプレーで攻撃を繋げるだけでなく、豪快なダイビングヘッドで念願のゴールを決めたと思いきや、VARで取り消し。それでも彼は自分の真価を見せつけました。
次節のトッテナム戦でスタメン出場、見事なゴールを決めるだけでなく、味方を活かすポストプレー、献身的な守備でチームを勝利へ導きました。それからスタメン出場が続いています。
ジルーが前線にいるだけで攻撃が繋がり、クロスからのゴール期待度も高くなります。ランパード監督はこれからジルーをどう使っていくのか楽しみです。


ペドロ

ペドロはプレシーズンで素晴らしいパフォーマンスを見せました。しかし、リーグが始まってからはウィリアン、プリシッチ、ハドソンオドイの3人とポジション争いをすることになります。シーズン前半、右はウィリアンでほぼ固定。左をプリシッチとハドソンオドイが争う格好になりました。ペドロはリーグ戦ではベンチ外が多く、ガラパオ杯やFA杯が主戦場になりました。

しかし、プリシッチが負傷離脱、後を追うようにハドソンオドイも負傷離脱をし、ペドロにチャンスが巡ってきました。
ボールを受ける間の良さ、テンポを出せる速い球離れ、予想外のところから飛び出してくるオフ・ザ・ボール、細かいスペースを単独で突破できる細かいボールタッチとクイックネス、献身的なだけでなく、しっかりとコースを切るプレス。最近のチェルシーの試合を見てペドロの魅力を語れと言われればいくらでも語れます。
やはり、ペドロにはそれだけの実力がありますし、個人的に大好きな選手なのでプリシッチ、ハドソンオドイが復帰しても試合に絡み続けて欲しいです。


次回はいつになるか分かりませんが、マルコス・アロンソ、カバジェロのことを書いていきます。

それでは「おっさんずチェルシー」2でお会いしましょう。

Come on!Chelsea!

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