この世にはヴォルデモートがいっぱいある

この世には言うとそれとは別の意味になる言葉がたくさんある。
これは確実に独断と偏見だがある程度あっているだろう。もちろんそれを言う状況にもよるが。

例えば、「思ったことを言っただけ」と言う言葉がある。これは「私は馬鹿です」と言っているようなもんだ。
異性に「好きな本はなんですか」も違う意味になる。「あなたのことが好き」と言う意味になるだろう。
他にも「私優しいから」「私は信用できないよ」と言う意味になる。

「私って○○だから」も「私は○○って思われたいだけで本当は○○じゃないよ」という意味になる。
例えば、頭が良いと思われたいとする。正直、この時点で頭はたぶん良くないだろう。頭がいい人は素で頭がいいと思われてるからだ。
陽キャに思われたいもそう思ってる時点で陰キャだ。
他にもたくさんあるだろう。

ちなみに上の2つは私に大ブーメランである。
小学校の頃、頭がいいと思われたくて「算数ができれば頭がよさそうに見える」と思い算数を頑張った。
高校の頃「どうしたら陽キャと思われるんだろう」と考えた時点で陰キャだなと思い陰キャを受け入れた。

でもどう思われたいかを言わなければ、察されなければもしかしたら本当に頭が良いようにも陽キャにも周りからは見えるのかもしれない。

この世には言ってはいけないことが、わざわざ言う必要がないことがたくさんある。つまり、この世にはヴォルデモートがいっぱいある、と私は思う。

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