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日本古典 大正時代 「小野鵞堂(がどう)」

1862年―1922年
明治から大正にかけて、仮名の書道会を代表する大家であり、現代仮名の礎を築いた一人。
鵞武道師範であった小野家に生まれ、幼年のころ父を亡くした為、大蔵省の書記官として生活の糧を得ながら苦学し、書の研鑽を重ねた。
その後、古今和歌集の出版にめぐまれ、また明倫百人一首の歌かるたを書して昭憲皇后へ献上。深い研鑽が感じる書風を称賛され、広く名が知られた。

平安期の草仮名「高野切第二種」と、王羲之をはじめとする漢字書を加味した独自の流麗なスタイルを作り、その書風は鵞堂流と称された。また「斯華会」を創設し多くの門弟を得た。

小野鵞堂「君が代」玄妙臨

・君が代
〈口語訳〉
あなたの命が、千年も八千年も永遠ともいえる時間、小さな石が大きな岩になって、その岩に苔が生えるまで、長く、長く続きますように

・玄妙個展2021「古典漫遊〜文字の変遷をたどる〜中国編」
・玄妙個展2022「古典漫遊 中国書法から日本の書まで文字の変遷をたどる」
・玄妙個展2023「古典漫遊 中国書法から日本の書まで文字の変遷をたどる」

墨玄会 主宰 玄妙


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