ITエンジニアに向いてない人の特徴とおすすめの職種

最近よく相談される、
「自分はITエンジニアに向いてますか」問題
※ここでいうエンジニアは、コード書いたりシステム設計する人を指してます。


なるのはそこまで難しくないけど、やっていけるかどうか、ですね。

エンジニアに限らずなんでもそうですけど、正直、やってみなければ分からないし、
業務内容や、様々条件によりけり、なんですが、
一言で答えて!と問われたら、私の回答は、

「自分を感覚派と思うなら向いてないと思った方がいい」

と答えてます。

ちょっと抽象的なので、具体的に言いますと

・答えを用意していない時に、ふいに質問されても、ある程度ぱぱっと応えられる
(そして相手もその内容に違和感を感じない)

・「なんとなく」や、「たぶん、そんな感じ」が気持ち悪くない

みたいな感じだと、感覚派と言ってもいいんじゃないかな、と思ってます。

感覚派は、漠然としたふんわりイメージを感覚的にキャッチして図にすることは出来るけど、
そのイメージをロジカルに組み立てて、システム設計やコードに落とし込むのが苦手。

逆にエンジニアさんは、お客さんの「なんとなくこんな感じ」を図に仕上げるのは苦手だけど、仕様が固まればコードで実現化できる。

もちろん、エンジニアさんが感覚を持ってないのではないです。
バグが発生した時に、問題点のアタリをつけるのはある意味感覚だったりするんだと思いますが、それは既にあるものから「気付く」「思い出す」という感じだと思います。

感覚派は他者が発信したふわふわした言葉や雰囲気のような、まだ存在しないものをイメージする感覚。
感覚的に処理したい脳なので、ある程度決まった法則の中で正しく無駄のないコードを追及することにストレスを感じやすく、
あ、やっぱり自分向いてないな、となってる人が多いです。

たまに両方持ち合わせてる人もいますけど少数かなと思います。

そしてこの辺は役割分担で、フロントに立ってお客さんとやり取りするのが得意な人と、緻密に設計して作り上げる人とが、協働すれば成り立つのですね。
IT企業はそのような組織構成、人員配置をしているところが多いです。

なので、感覚派だけど、ITは好きだし、いろんな新しいツールなんかも抵抗ない!旬なIT業界でそれっぽいことしたい!と思う人はどうしたらいいかというと

・IT企画
・カスタマーサクセス
・カスタマーサポート

辺りがおススメです。

どれも、お客様の要望やシステムの方向性をキャッチして、それを"うにょうにょ"して、エンジニアさんに「こんな風に直してほしい」「こんな事を実現するシステム作ってほしい」と言う人です。

こちらですと、システムに関わりもあり、だけどコードが書けなくても大丈夫です。 

代わりに”うにょうにょ"の部分で力を発揮する。

お客様へのヒアリングや、課題解決のためのストーリー作り、提案(妥協案の提示)、エンジニアさんへのネゴなど、しっかりとした役割があるわけです。

ここが得意な人が多いのが、感覚派。

どれもシステムを維持、発展させるための重要な役割ですので、参考にしてみてください。

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