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梅の季節〜かやぶき
立春が過ぎ、日本全国の梅が開花に向け準備しているといったところでしょうか。
梅といえば太宰府天満宮での回想になるのですが、
去年1月上旬にお参りしたときのこと、よく見ると、
本殿の屋根は茅葺(かやぶき)なんですね。今更ですが全く気づかなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1675604813647-DNbJaJsQyd.jpg?width=800)
茅葺屋根といえば白川郷などを連想しますが、寒い場所での住居の印象が強いです。ヨーロッパでも茅葺きの住居が昔からあるそうです。
そもそも茅葺住居は防水・遮熱・断熱・吸音性で優れている一方、防火・メンテナンス性は低いとのこと。
そういえば、伊勢神宮の内宮も茅葺屋根でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1675606041741-OqsPivY9p0.jpg?width=800)
普通の社殿に比べると、風格に温かみを併せ持った印象を抱きます。
年齢を重ねたせいなのか、物事を別の視点で見るようになったのは良いことかなと。
ところで、太宰府天満宮は道真公の死後、遺骸を載せた牛車が座り込んだ地に埋葬するという遺言から造営された経緯があります。
そこで牛といえば「牛に引かれて善光寺詣り」が連想されます。
”思いがけないことが縁で偶然よい方に導かれる”という意味ですが、
道真公は、まさか京都から左遷され約2年ほどしか過ごさなかった土地で、約1000年以上経て、自身が学問の神様として多くの受験生だけでなく日本全国の参拝者に祀られているとは思ってもいなかったことでしょう。
最後に、2020年の参拝者数で北野天満宮と比較すると太宰府が圧倒的。
・太宰府天満宮:230万人
・北野天満宮:47万人
・<参考>明治神宮:319万人
ただ、京都は寺社仏閣が比較的多いゆえ、参拝者が分散され少ないのかもしれません。
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