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マラニックとは…

 私がマラニックを知ったのは、1995年だったと記憶している。ランナーズという雑誌に山西哲郎先生がマラニックの話を書かれていたように思う。

 当時の私は、タイムを縮めるために通勤ランをしたり、週末に長距離ランをしたり、ストイックにランニングに取り組んでいた。

 そんな矢先、マラソンをレクスポーツとしてピクニックのように楽しめるやり方があることを知った。マラニックはLSDやスロージョギングと共通な要素があり、無理せずゆっくり走りで行なうので、ランニングの楽しさに気づけるのだ。

 1997年にこれをイベントとして開催してみようと思い立った。タイムや距離にこだわらずに、行く先々の途中で地元の歴史を学んだり特産物を食べたり、地元の方との交流を楽しんだりすることを目的にして、あまり走るのが得意でない人も参加しやすくして、参加者同士の親睦をはじめ開催地への関心を引き出すツールとして活用できるのではないかと考えた。
 大会として行う場合には、開催する地元の方にとっては、自分の街を再発見できるとても良い機会になるだろうし、外部から訪問する人に地元の自慢どころを見て頂き、知って頂く良い機会として捉えて頂くことにより、地元に現存する原石を磨きあげることに繋げて頂けることだろう。
 さらに、マラニックは老若男女が親しみやすい運動プログラムなので、幅広い年齢の参加者と地元の方との交流が可能となり、人と人が繋がっていく機会となり得る。心地よい交流機会により参加者は再び訪れてみたくなり、地元の皆さんはもっと地域に目を向けてみたいという、健全なエネルギーの連鎖の広がりが期待できると考える。
 特に、マラニックは『6つのK(①健康 ②婚活 ③観光 ④経済 ⑤活性化 ⑥教育)』のニーズにアプローチできる可能性を持っているスポーツプログラムなので、これから全国で盛んに開催されていくと考えている。


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