1129.部下がいうことを聞かない!それは何故だろうか?
今日もご覧いただきありがとうございます。
営業&人材育成トレーナー
アンガーマネジメントコンサルタント
Office M&Rの坂山一哉です。
先日アンガーマネジメントの講座に参加された方から
「なかなか部下がいうことを聞かなくて
困っているのですよ!」とご相談されました。
この方部下を9名持たれている営業の管理職。
サラリーマン時代の私の境遇と同じであり、
もう少し詳細を聞いてみました。
兎に角色々と指示を出すも、
思ったように数字が上がらない部下がいて、
だからさらに指示を出してもなかなか思うように
動いてくれなくて!
と、おっしゃるのです。
あ〜なるほど!
私もその当時はよく悩んだことだな!と内心思い
さらにどうしたいかを聞いてみたのです。
すると、
「兎に角私のいうことをきいてほしい!」
それが望みだとおっしゃるので、
「あなたのいうことを聞けば
どうなるのでしょうか?」と
ちょっと意地悪に聞いてみると、
「う〜ん!」と考えてしまったので、
「そもそもあなたのいうことを聞くとは
どういうことを指していますか?
あなたがさっきおっしゃった
いうことを聞かない部下さんは、
あなたの思うように動いていない。
そして数字も悪い。
だから俺のいうことを聞け!的に
なっていませんか?
あなたのいうことを聞いていたら
確実に数字が上がる。
その自信があるならば
俺のいうことを聞け!
でも通じるかもしれません。
でもあなたはこの質問に
ちょっと考えてしまった。
それはなぜですか?
と聞いてみると、
「兎に角営業数字は達成しなければいけないが、
なかなか成績が上がらない営業マンに少し
ヤキモキして・・・・
ついつい話聞いているか!的になっているかも
しれません」とおっしゃいました。
「まさにそこが怒りをコントロールする点であると
同時に、なぜ営業数字が上がらないかを
考えなければいけないところではないでしょうか?
あなたのいうことを100%聞いていれば
確実に数字が上がるのであれば、
先ほども言ったように、俺のいうことを聞け!
で通じるでしょう。
でも営業ってそんなものではないですよね。
本当に成績が上がらない原因がどこにあるのか
どうすれば良いのかを一緒に考えないと
なかなか成績は上がらないと思いますよ。
時間もかかるでしょう。
でもその時間を費やすのも
管理職の仕事ではないでしょうか?
私も当時は本当に悩みました。
もっとこうしなさいよ!的に言ったことも
あるのです。
でも今考えれば、本当にそれが良かったのか?
その営業マンのためになったのか?
って考えます。
もう遅いですがね。
だからこそ、あなたには今本当に何が大事なのかを
考えていただきたい!。
本当にベストなことを。」
とお伝えしたところ、
「自分がメインで考えていたかもしれません。
少し考えます。
そして悩んだらまた相談してもよろしいでしょうか?」
とおっしゃったので、
「いつでもどうぞ!」とお伝えして
お話を終えました。
人の成長!
管理職にとってとても大事なことです。
でも本当にその方のためになっているのか?
自分の考えを押し付けていないか?
今一度考えること、必要ではと思います。
頑張ってほしいな!
そう思った相談でした。
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