JBCF群馬交流戦 2日目
クラス:Jプロツアー
開催地:群馬CSC
日程:8月23日
距離:120km
天候:晴れ
出場チームメイト:281中島康晴、282山本元喜、283椿大志、284新城雄大、285山本大喜、288トマ・ルバ
レースレポート
1日目のパレード走行で落車が頻発し、非常に危なかったという事で2日目は号砲スタートに切り替えられた。
自分とトマはトップ10なので先頭に並ぶことが出来たが、他の選手はその後ろに速い順に並ぶという形。
スタートラインに並んで、昨日に引き続き雷雨の際の注意を伝えられる。
10周完了以降は、雷雨と同時に1周でゴールとなる。
逃げが決まりにくい、或いは決まったとしても秒差が開きにくい事が想定される。
キナンとしては昨日に引き続き逃げに選手を送り込みつつ、ハードな展開になるように動いていく。
レーススタート。
とりあえず位置は下げないように、踏んでおいて先頭付近を維持する。
スタート直後はアタックがかからないな、と思っているとトマがアタックして行く。
「マジかトマ、今日はスタートからやる気か」と恐怖していたが、トマが単独で先行し、誰も追わず。
しかし、すぐに集団が再活性化しトマが戻ってくる。
ここから延々と打ち合いが続く。
1周目と2周目の心臓破りの坂では、集団の分断を狙って心臓破りの坂でアタックしてみたが、他の選手も序盤は脚に余裕があるので割れない。
雷でいつレースが短縮になるか分からないという心境から、大きな逃げが決まらずにアタックと吸収だけが繰り返され続ける。
ラップタイムもずっと速いままで、3周目の中間スプリントに向かう。
1日目のレースにて全力でスプリントした結果、その後がかなり辛かったので今日は中間を狙わない。
代わりに大喜がアタックして行って、単独逃げの状態で中間スプリントを獲得していた。
その後もアタックが連続するが、大きな分断は起きず。
5周目で大きく分断されかけたが、トマが牽引した後に自分がブリッジする形で集団がまた一つになった。
その後アタックの打ち合いが続いている最中にトマがリタイアしたと無線から伝えられる。
あまり調子が良くないという感じだったので仕方が無いが、普通に3人分ぐらいの戦力になるので一気にチーム同士のパワーバランスが入れ替わる。
自分もかなり疲弊してきていたこともあり、少し温存気味に切り替える。
切り替えたのが遅すぎた気もしたが、仕方が無かった。
その後、大喜がアタックして5人逃げにが決まる。
それが8周目。
やっと決まったか、という気持ちはあったのだが逃げのメンバーがそこまで強力では無かったようで「逃げ切りは厳しいだろう」と無線から伝えられる。
集団はすぐにブリッツェンがコントロールを開始する。
最初は5人が集団の先頭に集まっていたので、3人が遅れたのだろうか? と考えていたが、あとから2人が前に合流し7人になった。
キナンも大喜が逃げているという事でブリッツェンのローテーションの後ろに入る。
残っているのは中島さん、自分、椿、雄大。
今後どうするか話し合うが残っているメンバーも疲労感が高く、とりあえずは大喜をエースとして動いていき、吸収された時点で疲れているようであれば考え直す、という事になる。
雷でレース距離が短縮になってもすぐに追いつけるように、タイム差30秒ほどでブリッツェンが集団をコントロールし続ける。
途中で椿がメカトラブルで集団から遅れる。
このコースで一度遅れると、戻ってくるために相当脚を使わないといけないので、かなりの痛手。
最悪の場合は戻ってこれないかもしれないと考えていたが、数周経ってから戻ってきたが結構疲労している様子。
集団のコントロールにはヒンカピーの選手も1人加わり、タイム差30秒前後を維持し続ける。
無線から「そろそろ集団から攻撃をしかけて、大喜の逃げにブリッヂか集団の絞り込みを行った方が良い」という指示が出る。
キナンの選手同士で話し合うが、中々難しいところ。
人数的に不利なキナンとしては、自分達から攻撃を仕掛けて他のチームと同じように消耗していては勝ち目がない。
少しでも他のチームを利用しつつ、効率よく少人数に絞り込む必要があるが、それは容易ではない。
基本的には他のチームの攻撃に合わせて動いていく必要がある。
また、ブリッツェンのコントロールに増田さんも加わっているので、できればコントロールを長引かせて増田さんに消耗してもらいたい。
おそらくラスト40kmを切ったあたり、ラスト7周目か6周の心臓破りの坂から動きが起きる、と予想し雄大にその動きに合わせて動くと伝える。
自分の脚の感じは大喜たちの逃げが決まった際の、絶望的な疲労感からはある程度回復している感じだった。
中島さんは基本的に集団に残ってゴールスプリントに備える態勢。
ラスト7周の坂では動きが無かった。
雄大に「次の心臓破りの坂で動く」と伝える。
それまで姿を見なかった右京の小石が、下り区間でフラフラ~と前に上がって来たので、「次の坂でアタックするん?」と尋ねると、「疲れました~、おうちに帰りま~す」と狂った答えが返ってくる。
「イエス」と捉えていいだろう。
それに合わせて動くか、と考えていたが、下り切ったところで一瞬ペースが緩み、本能的にアタックしてしまった。
他の選手が反応してくれれば乱れるかと思ったが、誰も反応せず。
前の5人が近ければ追いつこうかと思ったが、姿が見えなかったので集団に戻る。
とんだ無駄足&雄大からすれば謎のアタックだっただろう。
その後、ブリッツェンのコントロールのまま、心臓破りの坂へ。
案の定、小石がアタックして行き数名が反応する。
自分も追いつきながら前に出てさらにペースを引き上げようとすると、さらに右側からキンテロ選手が強烈な速度差でアタックして行き、それをブリッツェンの西村選手が追う。
今の状態であれに付くのは無理、と見送りつつ踏み続ける。
頂上で逃げ集団に追いついたキンテロ選手が逃げに入っていたアイランと一緒にマトリックスの2人逃げになり、それを大喜が単独追走。
ゴールラインを通過しラスト5周。
メイン集団はアタックを掛け合いつつ、先行する選手を追う。
キンテロ選手がアイランを引き千切り単独逃げになり、それを大喜が単独で追い続ける。
その動きもラスト4周では吸収され、再びアタックの打ち合いになる。
吸収された際に大喜が相当辛そうだったので、回復まで少し時間がかかるだろう。
雄大もあまり余裕がある感じでは無かったし、椿も攻撃的には動けていない。
有力選手と共に動いて少人数で勝負するしか自分には勝ち目がない。
残りの周回数で何とか分断できないかと動くが、上手く決まらない。
心臓破りの坂を上る速度も明らかに落ちてくる。
決定的に脚を使い切ったと感じたのが、ラスト2周のアップダウン区間。
アタックに反応するときにかなり脚を使ってしまい、次の心臓破りでは千切れない事に必死という有様だった。
ラスト1周に入り、抜け出しを計る選手に合わせて動いたが、やはり脚に余裕が無く、心臓破りの坂の手前で脚を使い切ってしまい、遅れた。
感想
確実に雷でレースが短縮されると踏んで、前半から少し攻撃的に動き過ぎた感がかなりあった。
今一度、自分の勝ちパターンを考え直し、動きの修正に充てたい。
レースの後半でも、逃げが出来た際や集団が割れかけた際に増田さんが集団を牽引していて、相当強かった印象がある。
あの牽引以上の速度で逃げられないと、逃げ切りを決めるのは難しいと考えると、かなり大変。
無駄足の削減と勝ちパターンの発掘を考え直して、次のレースに挑みたい。
脚があるからといって勝てるとは限らない、というのがロードレースの面白いところなので、脚を残しつつ勝てるという走りができるようになりたい。
キツさレベル
10
完全に脚を使い切って終わった。
限界まで追い込めたので気持ちは良かったのだが、成績が出ていないので悔しさが残る。
チームスポンサー商品紹介
FULCRUM SPEED 55T
フルクラムのカーボンホイールのディープモデル。
今日のレースではこのホイールを使用しました。
ワイドリムとリムハイトが高いことで空力性能がよく、平坦基調のコースに適しています。
特に時速40kmを越えてくるレーススピードで本領を発揮します。
低速でも分かる圧倒的な直進安定性も魅力です。
まさにレースモデルというホイールだと思います
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AACA・イベント等 150円
JBCF・JPT 300円
UCI 2クラス 450円
UCI 1クラス 600円
UCI HCクラス 750円
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データ内容
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