本質も目的も、決して見誤ることのないように

さいきん本質本質と記事を書いてばかりいますが、本質と同じぐらい大事なことがあります。

それは目的。

本質に向き合うポイントが"対症療法ばかりに気を取られない"だとするならば、目的に関しては"自己目的化を避けよ"これがポイントです。

自己目的化とは、本来の目的を見失って、手段そのものが目的化してしまい、意味のない努力を必死で続けているような状態です。

例えば、自動車に乗る時はシートベルトをしましょう。これは罰則つきの法的義務です。

シートベルトの目的は何ですか?
もちろん、事故時の怪我防止ですね。

では、怪我をするのは誰ですか?
車に乗っている人ですね。
シートベルトをしていないことによる損害は、シートベルトをしていない人自身に跳ね返ってきます。
つまり自分の身の安全は自分で守りましょう、ということです。
大人なら当たり前ですね?

では、シートベルトをしていなくて、誰かが損害を受けることはありますか?
シートベルトをしないことが原因で起こる交通事故なんて存在するのでしょうか?
そんなことはありません。


それなのに、シートベルトをしないことで、警察は違反で摘発してきます。
シートベルトで安全を守るという本来の目的はどこかへ行って、シートベルトをすること自体が目的になっていませんか?

そうでなければシートベルト不着用で捕まえてくるのは何が目的でしょうか?

安全のため? それは建前です。
事故が起きて、怪我の程度が無駄に重くなると自分たち警察の仕事が増えるから? サボんな。
おまいら下民どもは自分で自分の安全も守れないだろうから思考停止させてやれるようにオレら警察様が安全を守ってやってるんだ? おごりたかぶるな。
それがルールだからだ。 ←これが自己目的化です。
そんな小さなルールも守れないヤツは運転する資格ない。 ←だったら減点なんて生ぬるい取り締まりではなく全員一発免停になるけど大丈夫? ついでに車通りの全然ない田舎の横断歩道で夜中に赤信号を無視して渡っただけでも免許取り上げね。


交通安全という主目的を忘れるな。
交通"安全"にどう障害だからシートベルトが減点なのか、誰か僕に教えて下さい。

※シートベルトしてなくて警察に捕まった腹いせで書いた記事では全くありません。

 

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