結婚しない方がこの国ではよっぽど合理的 ~①~

こんにちは、元気です。

私は31歳独身なのですが、結婚をしないことを決断して早3年になります。

周りでは、結婚ラッシュも一段落し、今は出産・子育てラッシュがきています。

そんな中で独身で過ごしていると、例えば実家に帰ったときに”圧”がありますが、独身の皆さんの多くは同意するところでしょう。あるいは結婚していても、子供がまだの場合には同じような”圧”はあると思います。


今回は周囲からのそういった圧を一蹴する”結婚しないロジック”を連載で紹介します。参考になる部分があればぜひ参考にして下さい。




①この国の未来に全く希望が持てない

この国が抱える問題を列挙してみます。

・少子高齢化(出生率の低下)

・年金問題

・環境問題、エネルギー問題

・格差社会

・世界の経済成長から取り残されている

挙げればキリがないし、うんざりするばかりなのでここら辺にしておきます。

空白の平成30年間とはよく言いますが、これらの問題は特にこれといった対策をやるわけでもなくずーっと放置され続けています。

今回の”結婚しない選択”というトピックについては、出生率の点が関わってきますが、これは未だに解決の糸口を掴もうとすらしないまま時間ばかりが過ぎています。これが急に好転するとは全く思えません。

私利私欲しか考えられない団塊の世代が有権者の大半を占める当分の間はこの状況がまだまだ続きますし、時代とともに自動的に団塊の世代が自然減少する頃にはもう何もかも手遅れになっています。


「それが分かってんなら現役世代のお前らが苦境の中でも奮起して子育てせんかい」とは現代の民意・お家芸の”若者のせい”ですが、結婚して子供を育てる上でも問題は山積みです。


当たり前ですが、今の子供たちは、私たちが子供だった時代とは何もかもが違います。

この格差社会で中流階級以上に上がれるかどうかが、どうかすれば幼稚園や小学校に上がる時点で決まってしまうのです。

そしてそのための教育にかかるお金は子供一人で数千万円とも試算されており、子供が幼稚園に上がるどころかその数段階手前の富裕層の家庭に生まれているかという時点で決まってしまっています。

さらに子供側の立場からしても暗雲しかありません。

・塾に行くのが当たり前の二重生活

・習い事も含めて疲弊しきっており、自由でクリエイティブな時間がない

・子供のいじめの低年齢化、悪質化

特にいじめ問題については、小学校低学年からとっくに発生しているとのデータもあります。スマートフォンのLINEグループがクラスにあるのは当たり前、そこで起こるいじめを、デジタルネイティブでない教員が把握できる力も時間的余裕も全くありません。


加えて、中流階級以上のレールに乗るためだけの、さして意味もない高学歴を経て、本質的な”考える力”や”創造性”のない人間を量産しているのが今の学歴社会で、大企業に就職できたからといって、個々人の適正や本当にやりたいこととは全くそぐわない社会人生活を何十年もストレスを溜めながら続け、少子高齢化対策をしているフリしかできない無能な政府に重税を払い続けなければならない未来が待っているのです。


今の時点で若者世代がこの国の未来に全く希望が持てないのに、子供世代に明るい未来があるわけがないというのは、当然の帰結だと思います。

周囲の若親たちに猛批判されそうですが、私はこんな時代に生まれてくる子供がかわいそうなので、不幸の連鎖をここで止めるという決断をしました。


「ごめんな、父さん母さんたちな、こんな世の中を変える力を一切持てず、ずっと放置してきたんだ」

子供に見せる世間の有様が恥ずかしすぎて無理。

頂いたサポートは、僕のプロテイン代となり、文字通り血となり肉となります。 そうやってエネルギーを充足させられれば、きっとよりよい連載が続けられる気がします。